パブリック 図書館の奇跡
こんな時代だからこそ観たい!ホームレスたちと図書館員が起こしたイチかバチかのミラクル‼
オハイオ州シンシナティ、記録的な大寒波により、行き場を失ったホームレスたちが市の図書館を占拠した⁈ 騒動に巻き込まれた図書館員スチュアート(エミリオ・エステべス)がホームレスたちを守るためにとった勇気ある行動とは?
名優マーティン・シーンを父に持ち、弟はチャーリー・シーンと俳優ファミリー出身のエミリオ・エステべスは、ブラッドパック作品の青春物映画の俳優からスタートし、後に監督となった。監督作は常に社会問題をテーマにした作品が多く、ホームレス問題を取り扱った本作でも公共図書館の副理事のエッセイを元に11年の歳月をかけて製作に取り組んでいる。
Must Point:
エミリオ・エステべス監督作品には、父マーティン・シーンと弟チャーリー・シーンが出演するのがお約束だったが、本作では家族は出演していない。
エミリオにとって、本作の図書館に立てこもるという稀有な設定は実は二度目で、出演したブラットパック時代の代表的作品のジョン・ヒューズ監督作『ブレックファスト・クラブ』でも主人公たちが図書館に立てこもっていた。自分の家族が一切出演していないこととデビュー当時の名作に寄せていっているところにエミリオの原点回帰というか今後の監督としての肝の座り方を感じさせてくれる。
パブリック 図書館の奇跡(2018年 ・アメリカ・1時間59分 )
監督:エミリオ・エステべス
出演:エミリオ・エステべス、アレック・ボールドウィン、ジェフリー・ライト、ジェナ・マローン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレーター、ガブリエル・ユニオン、ジェイコブ・バルガス、マイケル・ケネス・ウィリアムズ
7月17日(金)より ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ほか 全国順次公開
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