ルームシアターのススメ-vol.2
おうちの映画視聴環境をD.I.Y.するルームシアターのススメ、前回はプロジェクター選びでしたが、今回はスピーカーを追加しサウンド面を補強しました。
静かに映画を観る分にはプロジェクターに内蔵されていたスピーカーでも特に問題なかったのですが、サウンドをよくしたら、きっとより没入感は増すだろうなと考えていたのでスピーカーの機種選定はチェックしていました。
先日、弊誌ブランニューでご紹介したドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』の中でジョージ・ルーカスが「映画(の力)は音響が半分」と言っているように自宅で映画を鑑賞する際もサウンドをよくすると俄然、映画が面白く感じられてきます。
機種選定でスペック以外で最も気にかけたのは、プロジェクターを起点にするので配線をどうするか?でした。
できれば音はスクリーンの近くで鳴っていて欲しいが、スクリーンの両サイドにスピーカーを天井から吊り下げるのは大げさな感じがしてやりたくなかった。
ましてや音声ケーブルを延々と天井に這わせてプロジェクターへ繋ぐのは面倒過ぎます。
床置きウーファーもそれほど超低音で楽しみたいとも思えず、埃がたまるし掃除の時に邪魔になるなどの理由で却下。
結局眼を付けたのが、各社から出ているサウンドバータイプのスピーカーです。
今回取り付けた機種は、ヤマハのサウンドバー YAS-108
ヤマハ サウンドバー 4K HDR対応/HDMI/DTS Virtual:X/Bluetooth対応 YAS-108(B)
このサウンドバーの美点は、
- 丸みを帯びたスリムな筐体デザイン
- バーチャル3Dサラウンド、上方向からの音も再現、より立体感のある音場を作り出すDTS Virtual: Xに対応
- HDR、4K/60P対応のHDMI端子
- Bluetooth搭載により、ワイヤレスでプロジェクターと接続できる。
プロジェクター本体にFire TV Stick 4K-Alexaを差してあるので、プロジェクターをBluetooth機器化できています。
Fire TV Stick 4K – Alexa対応音声認識リモコン付属
サウンドバー YAS-108とプロジェクターはBluetoothの無線接続のみで有線では接続されていません。Bluetooth機器は、機器の間に障害物等や距離があると遅延や音が途切れることがあります。プロジェクターのなるべく近くに設置するのが吉です。
プロジェクターを起動し、Fire TV Stick 4K経由で画面を立ち上げ、サウンドバーもリモコンで起動すると自動でプロジェクターとBluetooth接続します。一度、Fire TV Stick 4Kを差したプロジェクターとサウンドバーをペアリングさせておけば、記憶してくれるので面倒な接続設定を毎回する必要などありません。
オーソドックスなドラマでも観ない限り、ヴァーチャルサラウンドはオンをデフォルト設定にしています。おススメの映画はハリウッド大作や音楽を聴かせるサウンドがメインの作品など。
最後にマスター・オブ・ハリウッドのお言葉を記しておきます。
音が瞬間を永遠にする
スティーブン・スピルバーグ
このサウンドバーを取り付けてからは、映画を観たいという気持ちがより強くなりました。それほどサウンドがよくなると映画の魅力が倍増します。
次回は、おススメのスクリーンについて、ご紹介します。
お楽しみに!