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死ぬ間際、ヒラル・バイダロフ、オルカン・イスカンダルリ、アゼルバイジャン

東京フィルメックス 最優秀作品賞 受賞!!荒漠たるアゼルバイジャンの絶景と詩で綴る長い一日『死ぬ間際』

アゼルバイジャンの新鋭ヒラル・バイダロフの長編劇映画第2作。
過って人を殺してしまった主人公が追っ手から逃げる道中を荒涼たる中央アジアの風景と共に描く。
死の影に付きまとわれながら逃亡する主人公の姿は見る者に様々な謎を投げかける。
それは、神話や昔話の放浪譚のようでもあり、東西を問わず常に人が行きていく上で生のすぐ側にある“死”に対する視線、死生観を問う物語のようでもある。

詩人監督が紡ぎ出す21世紀の神話

本作を撮影する際に、バイダロフ監督は気に入った風景に出会った際にその場で詩を書き、主人公に読ませて撮影するというインスピレーション溢れる手法を一部取り入れている。
映画は詩的でなければならないというバイダロフ監督ならではの直感から紡ぎ出される詩情と圧倒的な映像美に満ちた一作となっている。
ヴェネチア映画祭コンペティションで上映。


Awards:

  • 東京フィルメックス 最優秀作品賞

『死ぬ間際』(2020年・アゼルバイジャン・メキシコ・アメリカ・1時間28分)
監督:ヒラル・バイダロフ
出演:オルカン・イスカンダルリ


2020年11月21日〜30日
東京フィルメックス オンラインより期間限定配信!!

第21回東京フィルメックス TOKYO FILMeX 2020

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