
Mee Too問題に発展した事件をモデルに女性のジェンダー、人権、働き方について鋭く突きつける リアル・ライフ・スリラー『ジ・アシスタント/The Assistant(原題)』
映画界で大物製作者のアシスタントという職にありつけたジェーンだったが、彼女の心は日常的な職務で受けるありとあらゆる迫害に崩壊し始める….。

大学卒業後、夢にまでみた映画業界での職にありつけたジェーン(ジュリア・ガーナー)
しかし日々の仕事の内容は、コーヒーを淹れ、コピー機の紙を入れ替え、ランチの注文を受け、電話の応対、出張の手配といった雑用をするだけ。
ルックスのよい女性は製作者の直属で働くことができ、容姿や様々な点で女性は蔑視され、差別を受けていると徐々に気が付き始める。
彼女は、自分の立場を何とか変えていきたいと自ら立ち上がるのだが….。
Me Too問題に発展した大元の事件であるセクハラ問題や性的暴力で逮捕、訴追された元映画製作者ハーヴェイ・ワインスタイン。
ハーヴェイのアシスタントをモデルにして映画化されたが、映画界のことに限らず、女性が社会で働く際、日常的に蔑視されたり、迫害を受けていることを考えさせるストーリーとなっている。
18週間という短期間で撮影された本作の監督は、現在、その才能が注目されている女性監督キティ・グリーン。
Awards:
- ド―ヴィル映画祭:監督賞・キティ・グリーン
『ジ・アシスタント/The Assistant(原題)』(2019年・アメリカ・1時間27分)
監督:
キティー・グリーン
出演:
ジュリア・ガーナー、マシュー・マクファディン、ジョン・オルシーニ、ダグマーラ・ドミンスク、アレクサンダー・チャップリン、ブレッヒェ・ハイネン、クララ・ウォン、ジュリアーナ・キャンフィールド、クリスティン・フロセス、パトリック・ブリーン 他
©2019 Bleecker Street
日本公開未定
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