妻に先立たれ、いつも不機嫌な近所の嫌われジイさんオットー。
向かいに陽気な迷惑一家がやってきたことで人生をあきらめようとしていたボッチ人生は一変していく。
Story:
最愛の妻ソーニャ(レイチェル・ケラー)に先立たれ、長年勤めた仕事もなくした寂しい独居老人オットー(トム・ハンクス)は、この世から早くいなくなりたい自殺願望を持っていた。
そして、曲がったことが嫌いな真面目な性格なのでルールを守らない者には容赦なく説教の応酬で近所から嫌われ者のレッテルを貼られていた。
しかし、向かいに引っ越してきた陽気なマリソル(マリアナ・トレビーニョ)の家族と一匹の野良猫との衝突と心温まる交流を通して、オットーの閉ざされた心は徐々に開いてゆく。
Behind The Inside:
原作は250万部を突破!全世界を涙と笑いに包み込んだ感動の小説
スウェーデン人、フレドリック・バックマンが書いた250万部のベストセラー小説「幸せなひとりぼっち」が原作。
小説は、2016年に『幸せなひとりぼっち』として一度映画化され、第89回アカデミー賞・外国語映画賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされ、同年のアメリカ国内で公開された外国語映画の中で最もヒットした作品となった。
本作『オットーという男』は、トップ・スター、トム・ハンクスを迎えてのハリウッド版リメイクとなる。
Under The Film:
タイプライターマニアのトム・ハンクスの愛機が劇中に登場する!
今や絶滅種のタイプライター愛を語る異色のドキュメンタリー映画『カリフォルニア・タイプライター』(2016年)
同作には、250台ものタイプライターをコレクションしているというトム・ハンクスをはじめ、ミュージシャンのジョン・メイヤー、作家で俳優のサム・シェパードといったタイプライターを愛するマニアたちが出演し、彼らによる消えゆく絶滅種への至高の愛が語られる。
本作『オットーという男』の劇中、主人公オットーを演じるトム・ハンクスは、遺言書をしたためるために使うタイプライターを自分のコレクションからお気に入りの一台を持ってきて使用しているという。
トムのタイプライター偏愛は沼と呼んで差し支えなく、250台の内ほぼ9割が実際に稼働できるようにメンテしているというから驚く。
一体、どんな機種を遺言書のために用意したのかは見てのお楽しみ。
『オットーという男/A Man Called Otto(原題)』(2022年・アメリカ・スウェーデン・2時間6分)
監督:
マーク・フォースター
出演:
トム・ハンクス、マリアナ・トレビーニョ、レイチェル・ケラー、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、トルーマン・ハンクス 他
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