麻薬を食べ暴走するクマが巻き起こすダーク・スプラッター『コカイン・ベア』
実際に起きた事件を脚色して映画化!
ジョージア州にある奥深い森。
麻薬密売人が飛行機から投棄したコカインを摂取してしまったのは、よりによって体重200キロを超える巨大熊。
そうとは知らずに麻薬を回収するために森に入る犯罪者、警察官、森林警備隊、観光客、そして子供たち。
麻薬で凶暴になった熊は、執拗に人間を追跡し、牙をむき襲いかかる!!
Story:
ジョージア州の北東部の森林。
麻薬密売人アンドリュー(マシュー・リース)は搭乗していた飛行機から大量のコカインが入ったダッフルバッグを森の中に投棄しようとしていた。
投棄の際、アンドリューは脳震盪を起こし墜落死。大量のコカインは人知れず森の中へ落下する。
学校をサボったディディ(ブルックリン・プライス)は、同級生のヘンリー(クリスチャン・コンバリー)を連れて、森へ滝の写生に出かけていた。
そこで見つけたコカインの塊に驚く二人だったが、突然襲ってきた熊から命からがら逃げ延びる。
ディディの母、看護師のサリ(ケリー・ラッセル)は娘たちを心配して、森林警備隊員のリズ(マーゴ・マーティンデイル)とピーター(ジェシー・タイラー・ファーガソン)の助けを求め、一緒に森に入る。
リズたちは、熊から逃れて木に登り難している子供達を無事見つけ出すのだが、足元のコカインの塊を発見し、さらに熊が襲ってくる。
セントルイスでは、シド(レイ・リオッタ)が手下のダヴィード(オシェア・ジャクソン・Jr)にコカイン回収を命じていた。
ダヴィードは、シドの息子であり、妻に先立たれ息子の育児も放棄した問題のあるエディ(オールデン・エアエンライク)を連れて、ジョージアへと飛ぶ。
現地の森に到着したダヴィードは、スタッシュ(アーロン・ホリデー)らフレンチ・ギャングの3人組といざこざを起こしてしまう。
そんなコカインを巡る争奪戦の影で、執拗に追いかけてくる凶暴な熊に、一人またひとりと餌食となってゆく・・・!
Behind The Inside:
実際にあったコカインを食べた熊の事件
1985年にジョージア州で麻薬密売業者が山に投棄したコカインをアメリカグマが食べたため、過剰摂取で死亡した事件をモチーフにしている。
また、投棄した犯人は大量のコカインを身体に巻き付けて飛行機からパラシュートで落下した際の落下事故で死亡している。
事件から3ヶ月後に山中で死亡している熊を捜査員が発見、事件の顛末が明らかになった。
その熊は剥製にされ、ケンタッキー州レキシントンにあるケンタッキー・ファン・モールに”コカイン・ベア”として展示されており、人気の観光名物となっている。
『コカイン・ベア/Cocaine Bear』(2023年・アメリカ・1時間35分)
監督:
エリザベス・バンクス
出演:
ケリー・ラッセル、オールデン・エアエンライク、オシェア・ジャクソン・Jr、レイ・リオッタ、イザイア・ウィットロック・Jr、ブルックリン・プライス、クリスチャン・コンバリー、マーゴ・マーティンデイル、ジェシー・タイラー・ファーガソン、クリストファー・ヒヴュ、ハンナ・フックストラ、アヨーラ・スマート、アーロン・ホリデー、J・B・ムーア、レオ・ハンナ、カヒョン・キム 他
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