アンソニー・ホプキンスの名演が涙を誘う親子の愛と喪失の感動物語『ファーザー』
認知症となり次第に現在と思い出が混迷していく父と健気に介護する娘の姿を通して、不安を抱えながらも支え合う家族愛の大切さを描いた感動作!
Story:
世界中で上演された傑作舞台『Le Père 父』を完全映画化!
ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は記憶が薄れ始めていた。
認知症が進むアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は、娘・アン(オリビア・コールマン)の介護を拒否していた。
アンソニーは、自らの容態の変化を理解しようとあれこれと考えあぐねる。
次第に彼が愛した者たちへの疑念や自分の心の在り様、そして自分が置かれている環境すべてに対して、疑いの念を強めてゆく…。
現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは――?
Behind The Inside:
アンソニー・ホプキンスに当て書きして書かれた脚本
フランスの舞台専門の劇作家である監督フロリアン・ゼレールは、1782年に書かれた小説を元に舞台劇とした作品を同じく英語劇化に長けた劇作家クリストファー・ハンプトン(『つぐない』(2007年)『愛の落日』(2002年)『危険な関係』(1988年))と共作で英語の映画脚本として脚色している。
特筆すべきは、監督のフローレンスは主役のアンソニー役をアンソニー・ホプキンス、オンリーに当て書きしており、2017年から打診して返答を待ち続けたという。
もし断られたら、フランス映画として、作ろうと決めていたそう。
フランス版であれば、誰がアンソニー役を演じることになったのか?
想像してみるだけでも楽しい。
Awards:
- 第93回アカデミー賞:主演男優賞・アンソニー・ホプキンス、脚色賞・クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール
- ボストン映画批評家協会賞:主演男優賞・アンソニー・ホプキンス、新人監督賞・フロリアン・ゼレール
- ロサンゼルス映画批評家協会賞:編集賞・ヨルゴス・ランプリモス
- サンディエゴ映画批評家協会賞:脚色賞・クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール
- サンセット映画協会賞:脚本賞・クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール
『ファーザー』2021年5月14日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
『ファーザー』(2020年・イギリス・フランス・1時間37分)
監督:
フロリアン・ゼレール
出演:
アンソニー・ホプキンス、オリビア・コールマン、マーク・ゲイティス、イモージェン・プーツ、ルーファス・シーウェル、オリビア・ウィリアムズ
©NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINE-@ ORANGE STUDIO 2020
2021年5月14日 TOHOシネマズ シャンテ 他 全国順次公開‼
VOIDセレクト‼ 脚本家クリストファー・ハンプトンを知る3本‼
つぐない (字幕版)
愛の落日 [DVD]
危険な関係(1988) (字幕版)
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【更新】2021年5月1日