娘のため異国の地で奮闘する父をマット・デイモンが熱演『スティルウォーター』
イタリアで実際に起きた殺人事件にインスパイアされ、投獄された娘を何としてでも助け出したいアメリカ人の父親が不慣れな地で苦労を重ねながら立ち向かう姿を描く無骨なヒューマン・ストーリー
Story:
オクラホマ州スティルウォーターの石油会社に勤める朴訥な男ビル・ベイカー(マット・デイモン)は、マルセイユに1年間留学し疎遠になっていた娘アリソン(アビゲイル・ブレスリン)が、レズビアンのガールフレンドを殺害した容疑で逮捕・起訴されたことを知る。
獄中のアリソンに面会するためにフランスを訪れた彼は、彼女が法的手段をほとんど使い果たし、ほぼ打つ手がないところまで追い込まれているという事態に直面する。
ビルは娘の無実を晴らすためにフランスに移住し、言語の壁、文化の違い、そして1994年に制定された法典に基づく複雑で不慣れな法制度に奮闘しながら立ち向かう。
フランス人女性のヴァルジニー(カミーユ・コタン)と彼女の8歳の娘マヤ(リルー・シャヴォウ)に助けられながら、ビルは娘を救い出すために決断を迫られていた・・・。
Behind The Inside:
実際に起こり、スキャンダラスに報道された事件にインスパイアされて製作された意欲作
本作は、実際に2009年のイタリアで乱交パーティの果てに起きたペルージャ英国人留学生殺害事件にインスパイアされて製作された。
マット・デイモンを主役に据え、舞台を南フランスの港町マルセイユに置き換え、友人殺害の罪で投獄された娘を何とかして助け出したい父親が異国の地で孤軍奮闘する姿を描く。
モデルとなった事件はイタリアでは「集団セックス殺人魔」といった大げさなタイトルで報道が過熱。
裁判は11年もの長きに渡り、その間に審議が二転三転し有罪と無罪の逆転判決が何と4度も繰り返されるという、いわくつきの裁判となった。
主犯格とされたルームメイトのアメリカ人、アマンダ・ノックスを擁護・支援する家族の働きかけもあり、その影響からか、マイケル・ウィンターボトム監督による映画やドラマ、Netflix製作のドキュメンタリーなど様々な映像制作物が作られている。
アマンダ自身も回想録を出版している。
『スティルウォーター』2022年1月14日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
『スティルウォーター/Stillwater(原題)』(2021年・アメリカ)
監督:
トム・マッカーシー
出演:
マット・デイモン、アビゲイル・ブレスリン、カミーユ・コタン 、リルー・シャヴォウ、ディアナ・ダナガン 他
© 2021 Focus Features, LLC.
2022年1月14日 TOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイント 他 全国順次公開‼
Universal Pictures Japan
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