ニコラス・ケイジ出演映画史上、ロッテントマトで最高得点を叩き出した傑作！リアリティ溢れる熱演が光る！名画のような香り漂う、愛する豚を探すトリュフ・ハンターの愛と喪失の静かなる復讐劇
Story:
オレゴン州の大自然の中、孤独な男ロブ（ ニコラス・ケイジ ）は、相棒の雌豚一頭と静かに山小屋生活を送っていた。
世捨て人のような隠遁生活をする彼の生活の糧は、世界三大珍味の一つと云われるフランス料理には欠かせない高級食材のトリュフを探し出すことだ。
一緒に暮らす豚は、トリュフの在りかを嗅ぎ当てることのできる豚で、トリュフ・ハンターには欠くことのできない大切な相棒。
ある日、ロブの山小屋は何者かに襲撃され、大事なトリュフ豚が盗まれてしまう。
ロブは豚探しのため、かつて暮らした街であるポートランドへと向かう。
トリュフの仲買人アミール（ アレックス・ウルフ ）が心配してトリュフ豚捜索の手助けをしてくれることに。
だが、愛する相棒でもある豚を探す旅は、ポートランドでのロブ自身の訳ありの過去と向き合うことにもなっていく。
果たして、相棒は無事見つかるのか・・・？
Behind The Inside:
撮影日数はたったの20日間！超低予算映画ながら傑作が誕生した！
トリュフ・ハンターの話のため、本場フランスやスペインが当初の舞台設定であったが、諸事情によりオレゴン州に変更されたという。
映像が素晴らしく風格ある佇まいの作品だが、実は製作費があまりなかったため、撮影期間はわずか20日間しかなく、再撮影や撮影遅延は一切許されなかったという。
出演料にも低予算映画のしわ寄せが行き、プロに調教されたタレント豚を使用することは叶わず、三日間だけトレーニングした豚が出演。
ニコラスは何度も豚に噛まれ、あげくの果てに酷い噛まれ方もして敗血症にまでなったが、へこたれず熱演し傑作が出来上がった。
Must Point:
ラフカット編集版は、2時間超の大作！
ラフカット版は2時間を超す長編となったが、配給サイドからの長すぎるという理由で完成尺1時間32分にカットされた。
これだけ美しい映像の作品であれば、ぜひ、ロング・ヴァージョンも観てみたいものである。
『PIG ピッグ（原題）』（2021年・イギリス・1時間32分）
監督：
マイケル・サルノスキ
出演：
ニコラス・ケイジ、アレックス・ウルフ、アダム・アーキン 他
© 2020 AI FILM ENTERTAINMENT, LLC.
2022年10月7日 新宿シネマカリテ 他にて公開‼
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【更新】2022年8月28日
