アナ・デ・アルマスがモンローを大胆に演じきる!今もミステリアスなマリリン・モンローの人生を、虚実ないまぜの大胆な視点で描いたネットフリックス・オリジナル映画
Story:
ジョイス・キャロル・オーツがフィクションを織り交ぜて書き上げた「ブロンド -マリリン・モンローの生涯」を元に、ハリウッドの伝説的な歌姫であり、謎の死を遂げたブロンドの女優マリリン・モンロー(アナ・デ・アルマス)の生涯を大胆な視点で描いた虚実ないまぜのフィクション・ドラマ。
ノーマ・ジーンとしての少女時代に遡って、その波乱に満ちた私生活と名声を得てからの思わぬ代償を描き、謎多きモンローの姿を追ってゆく。
Behind The Inside:
ネットフリックス史上初めてのNC-17(18歳未満鑑賞禁止)指定の映画
大規模劇場配給作品としては、当時物議を醸したポール・バーホーベン監督の問題作『ショーガール』(1995年)以来のNC-17(18歳未満鑑賞禁止)指定の映画となった。
そもそも原作者のジョイス・キャロル・オーツは、「ブロンド -マリリン・モンローの生涯」を自伝ではなく、マリリン・モンローの人生からインスパイアされたフィクション小説と位置付けている。
それもそのはずで登場人物は、モンロー以外は、夫となった元プロ野球選手ジョー・ディマジオは、”元スポーツ選手”という名で、ディマジオと離婚後、次に夫となるアーサー・ミラーは、”劇作家”といった具合に皆、職業の名称で呼ばれており、名前がない。
ネットフリックスで映画化された本作はアンドリュー・ドミニク監督とアナ・デ・アルマス主演によるモンローについての自伝映画とされており、その点で相違があるが、このことに関しては、原作者ジョイスは何のコメントも発していない。
この原作は、すでに2001年にテレビのミニシリーズで映像化されており、その作品との比較をしたせいなのかは分からないが、本作の編集がほぼ最終の完成形に近づいたファイナル・カット版の仮編集素材を観たジョイスは絶賛し、ネットフリックスでの映画化のクオリティには大満足だったようだ。
Under The Film:
モンローに成りきるためにアナが苦労した役作り
映画『ノック・ノック』(2015年)の出演シーンを観た監督のアンドリュー・ドミニクは、アナ・デ・アルマスならばモンローを演じられるはず!と彼女をキャストした。
アナはモンローに成りきるためにお約束のブロンドのウィッグ以外にも青色のコンタクト・レンズや口内人工装具を装着して、少しでもイメージをモンローに近づける努力をした上での演技となった。
またキューバ出身のラテン系のアナは英語のキューバ訛りを無くすことにも相当な苦労をした模様。
Awards:
- 第95回アカデミー賞・ノミネート:主演女優賞・アナ・デ・アルマス
- 第79回ヴェネチア国際映画祭:コンペティション部門正式出品作
『ブロンド/Blonde』(2022年・アメリカ・2時間46分)
監督:
アンドリュー・ドミニク
出演:
アナ・デ・アルマス、リリー・フィッシャー、ボビー・カナヴェイル、エイドリアン・ブロディ、ジュリアンヌ・ニコルソン、エヴァン・ウィリアムズ、ゼイヴィア・サミュエル、タイ・ルニャン、マイケル・ドレイヤー、サラ・パクストン、ライアン・ヴィンセント 他
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