彼が生まれていなかったら、世界の進歩は100年遅れていただろう…。『テスラ エジソンが恐れた天才』
「電流戦争」で発明王エジソンに勝利した孤高の天才の波乱に満ちた半生を描く!
Story:
電力システム、ラジオ、ラジコン、電気モーター、点火プラグなど、もしも今の世の中になかったら私たちの生活が成り立たなくなるであろう数々の必需品を発明し、電流戦争でエジソンに勝利した「天才発明家ニコラ・テスラ」。
オバマ元米国大統領、故スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクなど先見の明を持つ世界の名だたる成功者達から熱い尊敬を受ける天才「ニコラ・テスラ」。
言わずもがなではあるが、イーロン・マスク率いる「Tesla」の社名は彼に由来する。
だが、「偉大な人物」という称賛と共に彼には常に「孤高」「異端」「狂気」という不穏な言葉がつきまとい、その人生は「栄光から没落へ」と語られてきた。
「電流戦争」で発明王トーマス・エジソンに圧倒的に勝利し、富と名声を手に入れたテスラに何があったのか?
当時の技術や歴史的背景も忠実に再現し、テスラの仕事と生き方を詳細かつ斬新な表現方法で描く。著名でありながら謎に満ちた孤高の天才の半生に迫るヒューマンドラマ!
電力事業黎明期前夜の1884年、オーストリア帝国(現在のクロアチア)から移民としてニューヨークへやってきたテスラ(イーサン・ホーク)。
大いなる才能を秘めたテスラは憧れのエジソン(カイル・マクラクラン)の会社で働き始めるが、交流送電を提案したことによって直流送電システムを推進するエジソンと対立してしまい、わずか数ヶ月で彼と訣別することとなる。
独立したテスラは、実業家のジョージ・ウェスティングハウスと手を組み、交流送電システムによってシカゴ万国博覧会でエジソンに圧倒的勝利をおさめる。
時代の寵児となったテスラは、大財閥J・P・モルガンの娘アン(イブ・ヒューソン)と交際し、モルガンから莫大な資金を得て、「無線」の実現に挑戦する。
だが、研究一筋の天才の発想と繊細な心は周囲にはなかなか理解されず、実業界や社交界と不協和音を立て始める・・・。
Must Point:
ニコラ・テスラは今までに長編映画で3度描かれており、イーサン・ホークはニコラ・テスラを演じた4人目の俳優である。
ちなみに、1作目は「The Secret of Nikola Tesla」(1980年)、2作目は「プレステージ」(2006年)でテスラ役はデヴィッド・ボウイ、3作目は「エジソンズ・ゲーム」(2019年)でテスラ役はニコラス・ホルトとなっている。
Awards:
- サンダンス映画祭:アルフレッド P.スローン長編映画賞・マイケル・アルメレイダ
『テスラ エジソンが恐れた天才』(2020年・アメリカ・1時間43分)
監督:
マイケル・アルメレイダ
出演:
イーサン・ホーク、カイル・マクラクラン、イブ・ヒューソン、エボン・モス=バクラック、ジム・ガフィガン
© Nikola Productions, Inc. 2020
CineRack(シネラック)
CineRack シネラックは、劇場公開映画・配信作品の概要、国内・海外の評価、メディア記事などを掲載する【洋画情報まとめサイト】です。
VOIDセレクト‼ ニコラ・テスラが登場する映画3選‼
More To Read:
ハムレットの原案ともなった北欧の王座奪還の復讐劇『ザ・ノースマン』
世界的に有名な特異な銀行強盗事件を映画化‼人質が犯人の仲間に⁈『ストックホルム・ケース』
【更新】2022年4月19日