軍事アクション・アドベンチャー『SAS: 反逆のブラックスワン』
英仏海峡の海底トンネルでハイジャック!狭い列車内、凶悪な武装集団に対抗するのは、たった一人のSAS兵士だった… 乗客と愛する人を守り抜けるのか!?
生え抜きのSAS(英国陸軍特殊空挺部隊)隊員トム・バッキンガム(サム・ヒューアン)は、休暇でフィアンセのソフィ・ハートと共にロンドンからパリへと向かう特急列車ユーロスターに乗車していた。
列車が英仏海峡トンネルの底に差し掛かる頃、軍人上がりの父、ウィリアム・ルイス(トム・ウィスキンソン)に育てられた冷酷な殺人マシン、グレース・ルイス(ルビー・ローズ)率いる武装集団が乗客400名を人質に突如、ハイジャックする。
グレースの狙いは、イギリス政府がひた隠しにしているある黒い秘密を公の下に曝すこと。さもなくば、ユーロスターの海底トンネルを列車まるごと爆破すると宣告する。
人質をとっている場所が海の底だけに手を出すことができないイギリス政府だったが、乗客の一人、トムがたった一人で行動を起こす。
グレースにとって、潜入破壊工作専門の特殊軍事部隊では世界の最高峰であるSAS隊員のトムが乗っているということだけが大きな誤算だった・・・。
乗客の命、そして、愛する人を守るため、たった一人でトムは武装テロリスト集団に戦いを挑む。
果たしてトムはテロリスト集団から乗客全員と愛する人を守り抜けるのか!?
原作は、湾岸戦争中、イギリス陸軍SAS-スペシャル・エア・サービス(英国陸軍特殊空挺部隊)所属の兵士として、イラク軍のスカッド・ミサイルを破壊するための部隊「ブラボー・ツー・ゼロ」に所属した後、小説家に転向したアンディ・マクナブ元軍曹によるもの。
後に殊勲賞も授章したブラボー・ツー・ゼロ作戦での経験を出版化し、小説家としての道を歩むこととなる。
イラク戦争後にMI6新入隊員向けの特殊訓練チームの一員として、サボタージュやゲリラ戦についての訓練を行なっていたというアンディ・マクナブ。
テロリストに命を狙われているとの理由でアンディの本名は誰も知らない。
謎めいた元SAS兵士の小説家の最新本にして、完全映画化された作品が本作『SAS: レッド・ノティス/SAS: Red Notice(原題)』である。
Must Point:
アンディ・マクナブは、戦闘シーンでの俳優の動き方、武器と戦術のテクニカル・アドバイザーを以下のマイケル・マン監督の2作品で担当している。ロサンゼルスのダウンタウンのど真ん中を戦場に変えた『ヒート』など、これらの凄まじいばかりのリアルな戦闘シーンの秘密の一つがアンディ・マクナブの存在にあったのだ。
『SAS: 反逆のブラックスワン』(2021年・イギリス・ハンガリー・オランダ・スイス・2時間3分)
監督:
マグヌス・マーテンス
出演:
サム・ヒューアン、ルビー・ローズ、アンディ・サーキス、トム・ウィルキンソン、ハナ・ジョン=カーメン、トム・ホッパー、ノエル・クラーク
© 2021 Netflix Studios, LLC
Netflixにて配信中‼
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【更新】2021年9月21日