もの言わぬ場面緘黙(かんもく)症を患う双子の少女のリアル・ストーリー『ザ・サイレント・ツインズ』
他者には頑なに沈黙を貫き通した場面緘黙(かんもく)症の一卵性双生児の奇妙なライフ・スタイルを描く唯一無二のノンフィクション、
衝撃の映画化!
Story:
舞台は、70年代から80年代にかけてのイギリス・ウェールズ地方。
ジュン(レティーシャ・ライト)とジェニファー(タマラ・ローレンス)のギボンズ姉妹は、一卵性双生児。
そして、彼女たちは他者を頑なに拒み、会話はジュンとジェニファーの間だけで行われ、他者に対しては沈黙を続ける場面緘黙(かんもく)症という奇妙な病気を患っている。
二人は他人が分からない独自の言葉で会話し、他人とは話さない代わりに文字の世界の中で生きていた。
熱心に小説を執筆し、孤独が故に追い込まれてなのか? 盗む価値のない物を盗み出す窃盗や器物損壊、また放火で現行犯逮捕される。
ジュンとジェニファーの絆は強いが、愛憎はより深く、大人になったら、どちらかが死ぬことでもう一人が自由になるという衝撃的な密約を二人の間で取り交わしていた・・・。
この物語は、沈黙の中に横たわる孤独な心の叫びを描き出す奇妙な感動を呼び起こすリアル・ストーリー。
Behind The Inside:
場面緘黙(かんもく)症とは?
場面緘黙(かんもく)症とは、家ではよく話し家族とのコミュニケーションはごく普通なのに家族以外や学校のような特定の状況で全く声を出して話せないことが続く心の状態のことを指す。
Under The Film:
アグニェシュカ・スモチンスカ監督は、クシシュトフ・キェシロフスキ映画学校の卒業生
ポーランドを代表する映画監督で1996年に心臓発作が原因で惜しくも54歳という若さで急逝したクシシュトフ・キェシロフスキが教鞭を執っていた学校で亡くなった後にクシシュトフ・キェシロフスキ映画学校と校名を変えた学校の卒業生であるアグニェシュカ・スモチンスカは、自身の作風にキェシロフスキ監督からの影響があることを認めている。
Awards:
- 第75回カンヌ国際映画祭・ある視点部門・正式出品
『ザ・サイレント・ツインズ/The Silent Twins』(2022年・ポーランド・イギリス・アメリカ・1時間53分)
監督:
アグニェシュカ・スモチンスカ
出演:
レティーシャ・ライト、タマラ・ローレンス、ジョディ・メイ、マイケル・スマイリー、ジャック・バンデイラ、トレヴァ・エチエンヌ、トニー・リチャードソン、デクラン・ジョイス、アマーラ・ジェイ・スト・オービン、イーワ・ロダート 他
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