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デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング、ドキュメンタリー、スー・ウィリアムズ、アンソニー・ウォン

香港の自由を求めてポップスターから民主活動家となった『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』

情勢が刻一刻と変わり続ける現在の香港、民衆の自由を求めて、民主化のために闘い続ける一人のスーパースターの姿を追った迫真のドキュメンタリー

© Aquarian Works, LLC

Story:

2014年に香港で起きた「雨傘運動」。
警官隊の催涙弾に対抗して雨傘を持った若者たちが街を占拠したこの運動の只中に、一人のスーパースターの姿があった。

彼女の名前はデニス・ホー。

同性愛者であることを公表している香港のスター歌手の彼女は、この雨傘運動に参加したことでキャリアの岐路に立たされていた。

彼女は、中心街を占拠した学生たちを支持したことで逮捕され、中国当局のブラックリストに入ってしまう。

次第にスポンサーが離れていき、公演を開催することが出来なくなった彼女は、自らのキャリアを再構築しようと、第二の故郷モントリオールへと向かうのであった。


Behind The Inside:

デニス・ホーの民主主義の原点はモントリオールで過ごした多感な10代の日々

香港ポップス界きってのスーパースター、デニス・ホーは、雨傘運動を契機に香港市民のアイデンティティと自由を守るために民主活動家へと変貌してゆく。

そんなデニスが10代の頃に過ごしたカナダ、モントリオールでの生活がデニスに民主主義の原則とその価値観を根付かせた。

暗澹たるニュースが伝わる昨今の香港情勢、終わることのない香港での自由への叫びは、今後、どうなってゆくのか・・・。


本作は、昨秋の東京フィルメックスで招待作品として、いち早く上映された。


11/7『デニス・ホー:ビカミング・ザ・ソング』Q&A(リモート)

11/7『デニス・ホー:ビカミング・ザ・ソング』Q&A(リモート) 有楽町朝日ホール スー・ウィリアムズ(監督) 市山 尚三(東京フィルメックス ディレクター) 大倉 美子(通訳) アメリカ / 2020 / 83分 監督:スー・ウィリアムズ(Sue WILLIAMS) United States / 2020 / 83 min Director:Sue WILLIAMS

2020/11/7『デニス・ホー:ビカミング・ザ・ソング』Q&A(リモート)

国家安全法が施行され、本作は香港はおろか中国語圏での公開はされず、リモートQ&Aで監督のスー・ウィリアムズは命を顧みずに闘い続けているデニス・ホーのことを“非常に勇敢な女性”と評している。


映画『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』予告編

2021年6月、渋谷・シアター・イメージフォーラムにて公開予定 ・公式サイト http://deniseho-movie2021.com ・公式Twitter https://twitter.com/deniseho_movie

『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』予告編

『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』(2020年・アメリカ・1時間23分)
監督:
スー・ウィリアムズ
出演:
デニス・ホー、アンソニー・ウォン
© Aquarian Works, LLC

2021年6月より シアター・イメージフォーラムにて公開‼


VOIDセレクト: 香港情勢を知る2本



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