元ベテラン美容師の人生が再びキラキラと輝きだす!『スワン・ソング/Swan Song(原題)』
ゲイの美容師を名優ウド・キアが怪演!遺言を叶えるため、昔のクライアントに死化粧を施しに出かけるリタイアした元美容師。人生の再スタートとばかりに浮かれた調子で一人珍道中!心温まるユニークな人生哀歌!
Story:
以前は人気のベテラン美容師だったが、引退後は介護施設で寂しく暮らしていたパット・ピッツェンバーガー(ウド・キア)。
ある日、他界した元クライアントのリタ・パーカー・スローン(リンダ・エバンス)の遺言により、葬儀の際の彼女の遺体への死化粧を後見人から依頼される。
突然のことに驚きつつも旅支度をして、街を出るパット。
葬儀場への旅をしながら、亡霊のようにまとわりついてくる自らの過去の栄光と向き合い、新たな人生の幕開けの予感を感じつつ、パットの晩年の人生は再びキラキラと弾けてゆく。
Behind The Inside:
50年の俳優キャリアを持つウド・キアを唸らせた脚本を執筆したのは、クイア映画のパイオニア監督トッド・スティーヴンス
『エッジ・オブ・セヴンティーン/Edge of Seventeen(原題)』(1998年)、『ジプシー83/Gypsy 83(原題)』(2001年)、『アナザー・ゲイ・ムービー/Another Gay Movie(原題)』(2006年)の3作品は全てオハイオ州で撮影されており、トッド・スティーヴンスのオハイオ・トリロジーと呼ばれている。
本作は、17歳だったトッド・スティーブンスがオハイオの行きつけのゲイバーで綺麗に着飾って、華麗にステップを踏んでいる男性を観た記憶から主人公のパット・ピッツェンバーガーを作り上げた。
監督のトッドは、昨今、クイアというくくりの中でゲイ・カルチャーが埋もれていきつつあることを危惧して、往年のカルチャーを感じさせるパットというキャラクターにその思いを託したのだという。
50年の俳優としてのキャリアを持つウド・キアは脚本を渡された際にその面白さに唸り、このユニークな本作品への出演を快諾したのだという。
Awards:
- モンテカルロ・コメディ映画祭:観客賞・トッド・スティーヴンス、最優秀主演俳優賞・ウド・キア
『スワン・ソング/Swan Song(原題)』(2021年・アメリカ・1時間45分)
監督:
トッド・スティーヴンス
出演:
ウド・キア、ジェニファー・クーリッジ、リンダ・エバンス、マイケル・ユーリー 他
© 2021 SWAN SONG FILM LLC.
2022年8月26日 シネスイッチ銀座、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺 他 全国順次公開 ‼
映画『スワンソング』公式サイト
SWANSONG スワンソング ウド・キアー主演作品 それでも人生は素晴らしい。人生に悔恨を残さぬために、伝説のヘアメイクドレッサーが親友のための最後のメイクへ ―実在の人物をモデルにしたハートフル・ロードムービー!8/26(金)シネスイッチ銀座、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
VOIDセレクト: トッド・スティーヴンスを知る2本
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【更新】2022年6月12日