未来のサウンドの幕開けが聴こえてくる!新しい音楽に賭ける青春の輝き『ショック・ドゥ・フューチャー』
時はエレクトロ・ミュージックの黎明期。鬼才ホドロフスキー監督の孫娘による、若きミュージシャンが未来の音楽の可能性を追求する姿を爽やかに描く青春音楽賛歌。
Story:
1978年、電子楽器によるエレクトロ・サウンドが世界的な大ブレイクをする前夜のパリ。
若手ミュージシャンのアナ( アルマ・ホドロフスキー )は、CMの作曲に取り掛かっていたが納品期限もとうに過ぎ、スランプに陥っていた。
ある日、壊れたシンセサイザーの修理に来た技術者が持っていた、見たこともない日本製の電子楽器ローランド CR-78というリズムマシンと出会い、 CR-78 が奏でるエレクトロな音色に衝撃を受ける。
技術者にリズムマシンを借り、歌手のクララ( クララ・ルチアーニ )と共に即興で音楽を作り始めるアナ。
大物プロデューサーが来るという今夜のパーティまでに何とかして未来の音楽を作り上げようと心躍らせるアナとクララだったが・・・。
Behind The Inside:
本作のもう一つの顔!エレクトロ・サウンドの礎を作った名機Roland CR-78
主人公のアナは、電子楽器CR-78との出会いで音楽人生が一変する。
1978年に日本の楽器メーカー、ローランドから発表された CompuRhythm CR-78は、プリセットされたパターンを鳴らすローランド初のリズム・マシン。
実際に世界中の名だたるミュージシャンから愛され、このリズムマシンが持つユニークな音色から数々の名曲が生まれていった。
人気女優リリー・コリンズの父である元ジェネシスのミュージシャン、フィル・コリンズの往年の大ヒット曲「イン・ジ・エア・トゥナイト」(1981年)でも CR-78 が効果的に使用されている。
『ショック・ドゥ・フューチャー』2021年8月27日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
『ショック・ドゥ・フューチャー』』(2019年・フランス・1時間24分)
監督:
マーク・コリン
出演:
アルマ・ホドロフスキー、フィリップ・ルボ、クララ・ルチアーニ、ジェフリー・キャリー
© 2019 Nebo Productions – The Perfect Kiss Films – Sogni Vera Films
2021年8月27日 新宿シネマカリテ、渋谷ホワイトシネクイント、他 全国順次公開‼
VOIDセレクト: 『ショック・ドゥ・フューチャー』を聴く
Le choc du futur (Original Motion Picture Soundtrack)
More To Read:
あの夏に出逢った少年同士の狂おしくも切ない、初恋の物語『Summer of 85』
デイヴィッド・バーン×スパイク・リー 音と映像のロック・スペクタクル体験‼『アメリカン・ユートピア』
音楽家ブライアン・イーノが世界中のファンへ日々の自粛生活の中で撮影した動画投稿を呼び掛け