以前からクエンティン・タランティーノは「長編映画を10本撮ったら引退する」と公言していた。 引退時期を見極めずに撮り続けるといずれは駄作を残すことになり、それは避けたいと考えているようだ。 ありとあらゆる映画を観尽くしたタランティーノならではの引き際を綺麗にしておきたいという強い信念である。 本作は、監督9作目となる『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)の公開直後に劇場公開された。 過去作8本の知られざる秘話を、各作品を彩ってきた俳優陣が赤裸々に語るという、タランティーノのユニークな映画作法の証言ドキュメンタリーとなっている。 10作目と目される映画が華やかだった頃の名評論家を描く『映画評論家/The Movie Critic(原題)』の製作準備段階とされているが、『ワンス・アポン〜』でレオナルド・ディ・カプリオ扮する俳優のリック・ダルトンが演じるガンマン、ジェイク・カーヒルが活躍する映画内の架空の西部劇『バウンティ・ロウ』のTVドラマ・シリーズ化が進行中であり、そして、あの『キル・ビル Vol.3』製作の噂も! 主人公をユマ・サーマンが演じたブライドから別のキャラクターに変えて描く続編の企画話も立ち消えてはいない。 『キル・ビル』の役者陣が自然に老いるの待っているというまことしやかな話まであるのだ。 引退なんて、まるで嘘のようなQTユニバースの今後の拡張にも注目したい。 © 2019 Wood Entertainment Story :長編映画監督としてのキャリアを引退するまであと1作となった稀代の映画監督クエンティン・タランティーノ。
そしてビデオショップでバイトしていた時に蓄えた映画の知識がそこかしこに散りばめられるハリウッド映画界で唯一無二の作風。
その作風は、暴力に彩られ、複雑に人生が交差するプロットで描かれる犯罪群像劇。
本作は、ドキュメンタリー作家のタラ・ウッドが、”21 Years”シリーズと題して、手始めにリチャード・リンクレーター監督で第1作を完成させた後、第2作目として、クエンティン・タランティーノを選んだ。第3作目として、現在、ティム・バートン監督のドキュメンタリー製作が進行中である。
タランティーノの監督デビュー作『レザボア・ドッグス』(1992年)に始まり、第8作の『ヘイトフル・エイト』(2015年)までの出演者たちにインタビューを敢行。
数々の知られざるエピソードが大胆に語られてゆく。
8本の代表作と共にQT(クエンティン・タランティーノ)ユニバースのスリリングな旅路を楽しむことができる。
Behind The Inside: 本作では、タランティーノ本人へのインタビューは行われなかった 監督のタラ・ウッドは本作を作る上で、ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、ブラッド・ピットへのインタビューを想定していたが、例えばブラッド・ピットは、ブラッドと当時の妻、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『白い帽子の女』(2015年)の宣伝活動のために実現しなかった。
実は本作の主人公であるタランティーノへのインタビューも行われなかった。
作品を観たタランティーノはこう述べている。
タラ・ウッドは本作でいい仕事をしている。映画監督についてのドキュメンタリー作品であるこの作品で興味深いと感じるのは、彼女はオレへのインタビュー・オファーを一切しなかったことだ。 普通だったら、監督インタビューを頼りのコマとして、編集するのがこの手の作品の鉄板のレシピであるから。 だから、タラがやったオレについてのドキュメンタリーの料理の仕方は、とてもクールなのさ。
クエンティン・タランティーノ 引退まであとわずか。 奇才タランティーノの頭と心の中を 出演俳優たちが暴く危険なドキュメンタリー! 公式 HP:https://qt-movie.jp 公式 SNS:@showgate_youga 『レザボア・ドッグス』の伝説の耳切りシーンはこうして生まれた! 『パルプ・フィクション』のジョン・トラヴォルタの役は、別の俳優の予定だった! 『ジャッキー・ブラウン』の亡きロバート・フォスター感涙秘話。 『キル・ビル』でのユマ・サーマン、事故の真相が今明かされる! タランティーノのスタントマンへの愛に胸が熱い『デス・プルーフ in グラインドハウス』。 アカデミー賞🄬俳優ジェイミー・フォックスが、『ジャンゴ 繋がれざる者』でタランティーノからまさかの説教! 「クエンティンに殺されると思った」と語るダイアン・クルーガー、『イングロリアス・バスターズ』で何が? 『ヘイトフル・エイト』の天才的脚本の裏側。 最後にティム・ロスが「少し知っている」と明かす引退後の計画とは? 謎めいたタランティーノの頭のなかを、ぶった斬る! 【作品情報】 監督・脚本:タラ・ウッド 出演:ゾーイ・ベル/ブルース・ダーン/ロバート・フォスター/ジェイミー・フォックス/サミュエル・L・ジャクソン/ジェニファー・ジェイソン・リー/ダイアン・クルーガー /ルーシー・リュー/マイケル・マドセン/イーライ・ロス/ティム・ロス/カート・ラッセル/クリストフ・ヴァルツ 2019 年/アメリカ/英語/101 分/カラー/ビスタ/5.1ch/原題: QT8: THE FIRST EIGHT/R15+/日本語字幕: 高橋彩 配給:ショウゲート © 2019 Wood Entertainment #クエンティンタランティーノ #ゾーイベル #ブルースダーン #ロバートフォスター #ジェイミーフォックス #サミュエルLジャクソン #ジェニファージェイソンリー #ダイアンクルーガー #ルーシーリュー #マイケルマドセン #イーライロス #ティムロス #カートラッセル #クリストフヴァルツ #映画 #ドキュメンタリー #QT映画
『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』予告編 長編映画を10 本撮ったら、映画監督を引退する──世界を驚かせたクエンティン・タランティーノの宣言は現在も変わらない。引退までのカウントダウンが始まる中、8 本の監督作の撮影秘話が、今明かされる──。© 2019 Wood Entertainment
『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男/21 Years: Quentin Tarantino』(2019年・アメリカ・1時間43分) 監督: タラ・ウッド 出演: サミュエル・L・ジャクソン、ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、スティーヴ・ブシェミ、ダイアン・クルーガー、ルーシー・リュー、ジェニファー・ジェイソン・リー、ブルース・ダーン、ロバート・フォスター 他 © 2019 Wood Entertainment
Reels: 寄せ集めのチンピラ集団が挑んだのは1つの完全犯罪のはずだった。”むき出しの暴力、息をのむ凶暴性”と絶賛されたクエンティン・タランティーノ脚本・監督・出演のアメリカギャング映画の最高傑作。完璧な犯罪計画のために素性も名前も知らずに集められた6人。簡単な宝石強盗のはずが、警察に奇襲をかけられ失敗。チームに潜入捜査官がいるとお互いを疑い始める。裏切り者はいったい誰だ?!
強盗の計画を立てているカップルを導入部に、盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。ボクシングの八百長試合で金を受け
鬼才クエンティン・タランティーノ監督が自由な発想で描く、第二次世界大戦を題材にした過激で痛快な復讐譚!ブラッド・ピット演じるアルド・レイン中尉が率いる、アメリカ軍ナチス狩り部隊が、大胆不敵にも第三帝国の首脳陣暗殺の計画を決行しようとする。
主人のもとで人間性を奪われ、妻を奪われた奴隷のジャンゴは、賞金稼ぎのシュルツと出会い、自由を与えられ、彼と共に銃の腕を磨き稼いだ金で妻を買い戻そうと決意。お尋ね者を追うアメリカ横断の旅の最終目的地は、妻が捕らわれているキャンディ・ランド。そこは残忍な若き暴君カルビン・キャンディが君臨する農園だ。ジャンゴとシュルツは奴隷商人を装いキャンディ・ランドに乗り込むが、見かけは黒人、心は白人の老獪な奴…
舞台は山の上のロッジ、登場人物はワケありの7人の男と1人の女。人種も境遇もバラバラの8人、わかっているのは全員が嘘をついているということだけ。犯人は? 動機は? 8人の本当の関係とは? 実はオープニングから、すべての会話と視線、何気ない身振りに、巧妙かつ緻密な伏線が仕掛けられている。タランティーノ印のブラックな笑いと過剰なアクション満載の謎解きに挑め!(C)Copyright MMXV Visiona Romantica, Inc. All Rights Reserved. Artwork (C) 2015 The Weinstein Company LLC. AllRights Reserved.
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