
『オンネリとアンネリのおうち』フィンランド発、かわいらしさ満載のおとぎ話

フィンランドからやってきた、とびきりキュートな物語
ブルネットのオンネリとブロンドのアンネリはとても仲良しな7歳の女の子。
二人はいつも一緒にいて楽しそうにしているけれど、それぞれ家庭には事情があります。
オンネリは9人兄弟の真ん中で、子育てでてんやわんやの両親は彼女がいなくなっても気づかない。
一方、アンネリの両親は離婚していてそれぞれ忙しい父親と母親の住まいを行き来する生活で、やっぱり彼女がいなくなっても気づかない。
二人共、家族との暮らしに疑問を持ち、自分たちの家があったらいいのにと思っていたところ、幸運が舞い込むのです。

バラ通りで「正直者にあげます」と書かれた封筒を拾ったオンネリとアンネリ。
封筒には大金が入っていて、そのお金で二人はバラの木夫人からとても素敵な水色の可愛らしい家を買い、一緒に住むことに。


家の中はまるで二人のためにあつらえたかのように服や家具、お人形からペットの小鳥までお揃いでふたつずつ。
しかもその全てがとびっきりキュートでおしゃれ!
女の子だったら一度はこんなおうちに住んでみたいと思うはず。
かわいいだけじゃない、夢と現実を織り交ぜたストーリー


夢のような暮らしを始めた二人ですが、ご近所さんはなかなかの変わり者。
陰気で気難しいお隣さん、陽気な魔法使いの姉妹。
ふたりは相談しながらご近所づきあいをしていくのですが、これが本当に7歳!?と思うほどきちんと対応するんです。
そして周りの大人たちも彼女たちを変に子ども扱いはしない。
ひとりの人間として、対等に向き合って接します。
フィンランドの国民性なのか、ひたすらかわいくておしゃれな生活と非現実的な設定の中でもきっちりとおさえる所はおさえられていて、とても好感が持てるのです。
幼い二人が楽しく協力しながら生活する姿は、その背景を思うとなかなか考えさせられるものがあります。
そんな中、オンネリとアンネリの新生活に忍び寄る影。
お隣に泥棒が入ってしまうのです。
その時、二人が取った行動は?
幼い二人の勇気と優しさにあふれた行いに、きっと元気と癒しをもらえることでしょう。
フィンランドの明るく爽やかな夏とカラフルでおしゃれな北欧デザインを満喫しつつ、かわいらしさの中に織り込まれた彼女たちの成長と自立の物語をどうぞお楽しみください。
『オンネリとアンネリのおうち』予告編
Awards:
- フィンランド・ユッシ賞・衣裳デザイン賞
『オンネリとアンネリのおうち』(2014年・フィンランド・1時間20分)
監督:サーラ・カンテル
出演:アーヴァ・メリカント、リリャ・レフト、エイヤ・アフヴォ、ヤッコ・サアリルアマ、ヨハンナ・アフ・シュルテン、エリナ・クニヒティラ、キティ・コッコネ
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『オンネリとアンネリのおうち』は以下のサイトでご覧になれます。

