2大演技派女優による化石を通じて惹かれあう、道ならぬ愛の軌跡『アンモナイトの目覚め』
生きることに絶望し、残りの人生を捧げた化石収集の傍ら、出逢ってしまった美しき宿命の女性との愛の邂逅
19世紀、イギリス南西部の街、ライム・レジス。
人嫌いの古生物学者メアリー・アニング(ケイト・ウィンスレット)は、この小さな町で母親と共にひっそりと暮らしている。
かつて彼女の発掘した化石が世間をにぎわせ、大英博物館に展示されたが、女性であるメアリーの名はすぐに世の中から忘れ去られた。
アンモナイトを発掘し、それを売ることで細々と生計を立てている彼女は、裕福な化石収集家ロデリック・マーチソン(ジェームズ・マッカードル)の妻シャーロット(シアーシャ・ローナン)を暫くの間、預かることになる。
美しく汚れのないシャーロットを好きにはなれないメアリーだったが、自分とは全く違うシャーロットの存在に何故か?次第に心惹かれてゆくのだった。
「8歳の時に観た『タイタニック』の主演女優とキスシーンを演じることになるなんて、想像もしていなかった」と述べているほど映画『タイタニック』(1997年)で育った世代のシアーシャ・ローナンにとって、ケイト・ウィンスレットとの共演は夢のようなことだった。
ナーバスになるであろうシアーシャを気遣ったケイトは、シアーシャにハッピーな気持ちでリラックスしてベッドシーンを演じてもらうために彼女の25歳の誕生日の日に撮影することを監督に提案した。撮影当日は、周囲は女性スタッフのみにして、シアーシャはお祝いのスパークリング・ワインを一杯飲んでから役に臨んだという。
世界中の海に1万種以上もの種が生息していたアンモナイト。
生息していた期間も3億5千万年以上と長く、世界各地で化石が出土していて、日本では北海道中央部が世界的なアンモナイトの一大産地として有名。
日本もまたアンモナイト所縁の地。
アンモナイト学―絶滅生物の知・形・美 (国立科学博物館叢書)
『アンモナイトの目覚め』2021年4月9日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
『アンモナイトの目覚め』(2020年・イギリス・オーストラリア・アメリカ・2時間)
監督:
フランシス・リー
出演:
ケイト・ウィンスレット、シアーシャ・ローナン、ジェマ・ジョーンズ、アレック・セカレアヌ、フィオナ・ショウ、ジェームズ・マッカードル 他
© The British Film Institute, The British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited 2019
2021年4月9日 TOHOシネマズ シャンテ 全国順次公開‼
VOIDセレクト‼シアーシャ・ローナンを知る6本‼
レディ・バード (字幕版)
ラブリー・ボーン (字幕版)
ハンナ (字幕版)
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 (字幕版)
ビザンチウム (字幕版)
グランド・ブダペスト・ホテル (字幕版)