
歪んだ毒母の狂気から逃れられない!鬼気迫るサイコ・スリラー『RUN ラン』
『Search/サーチ』の新世代スリラーの旗手が手掛けたのは前作と真逆のインターネットから遮断された隔離生活、車椅子の少女は母の溺愛から逃れることはできるのか?

Story:
郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。
しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学進学を望み自立しようとしていた。
そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感を抱き始める。
ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑のカプセル。
クロエの懸命の調査により、それは決して人間が服用してはならない薬だった。
なぜ最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませるのか。
そこには恐ろしい真実が隠されていた。
クロエは、意を決して母親から逃れようと脱出を試みるが・・・。
Behind The Inside:
『Search/サーチ』の監督・製作陣による新世代スリラー
監督は、Google Glassの2分間のCMが24時間で100万回再生され、そのヒットを受けて、Google Creative Laboでの映像作品の演出で腕を磨いた正に新世代の映像演出家、29歳のアニーシュ・チャガンティ。
劇場公開作としては、行方不明の娘の捜索をインターネット上で展開する今までになかった映像演出でヒットした『Search/サーチ』で世界的に話題のクリエイターとなる。

Search/サーチ (字幕版)
本作、『RUN ラン』は前作とは真逆で、インターネットを遮断され隔離された生活を余儀なくされている一人娘の恐怖と、そこからの決死の脱出劇をスリリングに描いたサイコ・スリラー。
Must Point:
主演の娘・クロエ役の迫真の演技には理由があった‼
オーディションでクロエ役に抜擢された新鋭女優キーラ・アレンは、2014年より実生活でも車椅子による生活をしている。
本作のキーラが熱演したクロエ役、車椅子で生活する人が車椅子で生活する人の役を演じるのは、1948年にジョン・スタージェスが監督した『ザ・サイン・オブ・ザ・ラム』以来となる。
真に迫るリアリティを出したいというアニーシュ・チャガンティ監督の意向が反映された見事なキャスティングとなった。
Awards:
- ハリウッド批評家協会賞:スポットライト賞・キーラ・アレン
- 女性映画批評協会賞:親愛なる母&毒母賞・サラ・ポールソン

『RUN/ラン』2021年6月18日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
『RUN ラン』(2020年・アメリカ・カナダ・1時間30分)
監督:
アニーシュ・チャガンティ
出演:
サラ・ポールソン、キーラ・アレン
© 2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2021年6月18日 TOHOシネマズ日本橋 他 全国公開‼
VOIDセレクト: サラ・ポールソンを知る3本‼

ミスター・ガラス (字幕版)

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 (字幕版)

アメリカン・ホラー・ストーリー アサイラム DVDコレクターズBOX
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