実在のオーストラリアン義賊の人生を鮮烈に描く『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』
ブッカー賞受賞原作!階級闘争を自ら実践した英雄の真実を完全映画化!富裕層から金品を強奪し、貧窮層から敬愛された史上最もパンクな犯罪者のトゥルーストーリー
Story:
19世紀、オーストラリア。貧しいアイルランド移民の家庭に育ったネッド・ケリー(ジョージ・マッケイ)。頼りにならない父の代わりに、幼い頃から、母と6人の姉弟妹を支えてきたが、父の死後、生活のため母はネッドを山賊のハリー・パワー(ラッセル・クロウ)に売りとばす。
ネッドはハリーの共犯として10代にして逮捕・投獄されてしまう。出所したネッドは、娼館で暮らすメアリー(トーマシン・マッケンジー)と恋に落ち、家族の元に帰るが幸せも長くは続かない。
権力者の貧しい者への冷たい仕打ちは激しく、横暴なオニール巡査部長(チャーリー・ハナム)、警官のフィッツパトリック(ニコラス・ホルト)らは、難癖をつけてはネッドや家族を投獄しようする。
自らの正義、家族と仲間への愛から、ネッドは弟らや仲間たちと共に“ケリー・ギャング”として立ち上がり、国中にその名を轟かすおたずね者となっていく・・・。
Behind The Inside:
原作は、ピーター・ケアリー著作「ケリー・ギャングの真実の歴史」
死後100年以上経過しても人々を魅了しつづける実在の英雄ネッド・ケリー、彼がまだ見ぬ娘へ綴った手紙を通して描かれる知られざるケリー・ギャングの真の姿。
Must Point:
今まで4度、映像化されたヒーロー、ネッド・ケリー
腐敗した権力に屈することを拒否し、兄弟や仲間たちと“ケリー・ギャング”を結成、国中にその名を轟かす反逆者となったネッド・ケリー、今なお色褪せることのないその魅力的な人物像の映画化は数多い。
過去にはローリング・ストーンズのフロントマン、ミック・ジャガーが演じた『太陽の果てに青春を』(1970年)、ヒース・レジャーが演じた『ケリー・ザ・ギャング』(2003年)などの作品がある。
Awards:
- オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞:ベスト・コスチューム・デザイン賞、ベスト・ヘア&メイクアップ賞、ベスト・プロダクション・デザイン賞
- オーストラリア脚本家協会:長編映画(脚色映画)
- オーストラリア・スクリーン・ミュージック賞:長編映画作曲賞・ジェド・カーゼル
『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング / 』(2019年・オーストラリア・イギリス・フランス・2時間4分)
監督:
ジャスティン・カーゼル
出演:
ジョージ・マッケイ、ラッセル・クロウ、ニコラス・ホルト、チャーリー・ハナム、エシー・デイヴィス 他
© PUNK SPIRIT HOLDINGS PTY LTD, CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, ASIA FILM INVESTMENT GROUP LTD AND SCREEN AUSTRALIA 2019
VOIDセレクト: ネッド・ケリーを知る2本‼
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