
ジェームズ・フランコ監督・主演!映画沼なカルト・ムービー『ゼロヴィル:ハリウッドに憑かれた男』
映画と現実が錯綜する同名タイトルの傑作長篇に惚れ込んだジェームズ・フランコがメガホンをとり、自ら主演映画化!映画自閉症の青年ヴィカーは、編集の才能を買われてハリウッドで映画監督となるが・・・。

Story:
「映画自閉症」の青年ヴィカーは、映画『陽のあたる場所』のモンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラーの顔のタトゥーを、自分のスキンヘッドに入れている。
フィルム編集の才能を買われ、ハリウッドで監督作品を撮ることになるが・・・。
本編中、さまざまな映画について言及し、さまざまな映画がストーリーに組み込まれ、映画が創り出す幻想の中を登場人物は生きる。
Behind The Inside:
原作は長年、雑誌で映画批評を執筆してきた作者スティーヴ・エリクソンによる映画偏愛小説

ゼロヴィル
原作小説の中では、モンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラー主演の『陽のあたる場所』、『裁かるゝジャンヌ』や、増村保造の『盲獣』や鈴木清順の『殺しの烙印』などの日本映画も登場する。
実に映画愛にまみれたカルトな小説世界となっている。
Rotten Tomatoesで驚異の26%という最低の満足度を記録!
本作は7年前に撮影されたが、当初の製作会社が倒産したのが運のつきだった。
その後、ニッチな配給会社が付き、なんとか無事に劇場公開もされたが100館以下の公開で3万ドルも稼ぎ出せなかった。
ハリウッドのメジャー作品で大成功を収めてきた俳優ジェームズ・フランコにしては、あまりにも散々な結果となった。
不名誉なことに最低映画を選ぶラジー賞の最低映画監督賞と主演男優賞・ジェームズ・フランコ、最低助演男優賞・セス・ローゲンの3部門にノミネートされてしまった。
だが、そんな超カルトな作品だからこそ、ぜひ日本でも公開されることを切望する!
『ゼロヴィル:ハリウッドに憑かれた男/Zeroville(原題)』(2019年・アメリカ・1時間36分)
監督:
ジェームズ・フランコ
出演:
ジェームズ・フランコ、ミーガン・フォックス、セス・ローゲン、ジョーイ・キング、クレイグ・ロビンソン、ダニー・マクブライド、ジャッキー・ウィーヴァー 他
©2020 Patriot Pictures, LLC.
Netflixにて配信‼
https://www.netflix.com/jp/title/80080479
VOIDセレクト: ゼロヴィルを知る4本‼
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