本日、2021年8月7日は、派手なアクションもこなせ、演技派女優としての地位もゆるぎないものとしているシャーリーズ・セロンの46歳のバースデーです。
今もシャーリーズのその美しさが衰えることはありませんが、筆者は20年前にヴェネチア国際映画祭でまだ若かった彼女に単独でビデオ・インタビューをしたことがあります。
その時、シャーリーズは26歳、まだ演技派女優の看板もアクションスターとしての印象もないモデル出身のブロンド美人女優というイメージでした。
通常、2メートル程度の至近距離での対面となることもあり、自分はインタビューで緊張することは稀ですが、その眩しいほどの美しさに緊張したのを覚えています。
ただご本人の印象は、インタビューの受け答えも非常にクールな印象で、以来、彼女のファンになることはありませんでした。
そして、この10年ほどの彼女の映画界やモデルとしての活躍や公の場での発言、人道的主義的な活動を見るにつけ、『ワイスピ』での悪女役を観ていてもシャーリーズの魅力に引き込まれることに。
同世代のトップ女優陣を易々追い抜いて、もの凄い女優になったなとつくづく感じています。
南アフリカで暮らしていた15歳の時、父親による激しい家庭内暴力の果てに母親がシャーリーズの目の前で父を射殺するというショッキングな少女時代からアメリカへ単身来てからも満足に暮らせず困窮生活をしたり、役者の仕事もなかなか入らなかったりと決して順風満帆な半生ではなかったことを知り、事件から11年後のインタビュー時のあの冷たさに合点がいったし、現在の彼女の強さ、そして美しさを半生での苦労の時間が裏打ちしているのだと感じます。
今後予定されているシャーリーズ・セロン主演最新作は、『アトミック・ブロンド』（2017年）の続編、『アトミック・ブロンド２』がアナウンスされたばかり、あのスリリングなアクション・ストーリーの続きを楽しみに待ちたいですね。
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