ダイアナ妃の辛い心の内を描く!『スペンサー ダイアナの決意』
クリステン・スチュワート主演! イギリス、ノーフォーク州サンドリンガム・ハウスで過ごすロイヤル・ファミリーとの最後のクリスマス休暇、プリンセス・ダイアナの苦しい胸の内を赤裸々に描いた心を揺さぶる感動作!
Story:
1991年12月、イギリス、ノーフォークにある広大な敷地を誇る英国王室の別邸サンドリンガム・ハウス。
例年と同じくクリスマス休暇でロイヤル・ファミリーが訪れていた。
チャールズ皇太子の妃、ダイアナもまた彼らと過ごす最後の休日を過ごしていた。
スペンサー家の令嬢として生を受け、20歳で結婚、英国王室の一員となったが、夫であるチャールズ皇太子との関係は、ギクシャクしていた。
物語は、休暇中、ダイアナ妃が離婚するという苦しい決断の時を迎えるまでの苦悩の日々を克明に描き出す。
Behind The Inside:
高身長であったダイアナ妃とは約13センチもの身長差があるクリステン・スチュワートの大熱演!
身長165センチのクリステン・スチュワートが身長178センチのダイアナ妃を演じるのは、クリステンにとってはプレッシャーであったと思われる。
だが、彼女は多くの人気女優を生み出した英国王室を描いた大ヒット・ドラマシリーズ『ザ・クラウン』を観て、ダイアナ妃を研究したという。
悲壮感漂う奥行のある演技力でカバーして身長差の印象を払拭している。
Must Point:
ヴェネチアからトロント映画祭へ、着実にオスカー・レースへと歩を進める注目作!
クリステン・スチュワートの演技派開眼と思えるほどの想像以上の熱演により、俄然、注目作となってきており、ヴェネチアの後、トロント映画祭での北米大陸でのプレミア上映の後の反響次第では、来年のオスカー・レースへの階段を駆け上がる可能性がある。
ゴダールの『勝手にしやがれ』で鮮烈にデビューし、60年代のファッション・アイコンとなった女優ジーン・セバーグを演じた前作『セバーグ』でも魅力的な演技を見せてくれたクリステン・スチュワートの今後を見守りたい!
Awards:
- 第94回アカデミー賞:主演女優賞(ノミネート)・クリステン・スチュワート
- 第78回ヴェネチア国際映画祭:コンペティション部門正式出品作
- ボストン映画批評家協会賞:作曲賞・ジョニー・グリーンウッド
- シカゴ映画批評家協会賞:最優秀女優賞・クリステン・スチュワート、衣装デザイン賞・ジャクリーヌ・デュラン
- ハリウッド批評家協会賞:最優秀女優賞・クリステン・スチュワート
『スペンサー ダイアナの決意/Spencer(原題)』(2021年・ドイツ・チリ・イギリス・アメリカ・1時間51分)
監督:
パブロ・ラライン
出演:クリステン・スチュワート、ジャック・ファーシング、ジャック・ニーレン、ステラ・ゴネット、ショーン・ハリス、エイミー・マンソン、サリー・ホーキンス、ティモシー・スポール、エリザベス・バーリントン、リチャード・サメル 他
© 2021 Neon
2022年10月14日TOHOシネマズ 日比谷 他 全国公開‼
https://spencer-movie.com/#
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【更新】2022年6月12日