
ボディ・ホラーの先駆者デヴィッド・クローネンバーグの息子ブランドン・クローネンバーグ監督が仕掛ける新感覚スリラー 『ポゼッサー』
他人の脳内をハックし乗っ取り、暗殺者としてコントロールする悪夢のようなテック系SFスリラー

プロの暗殺者タァシャ・ヴォス(アンドレア・ライズボロー)は最新のブレイン・インプラント技術を使って、全く関係のない人間の体を脳ごと乗っ取り、刺客としてターゲットを殺すように差し向ける。
タァシャはある暗殺で深く内面に沈み込み過ぎ、戻ってくることができなくなり、自分の身を危険に晒すこととなる。
Must Point:
監督のブランドン・クローネンバーグは、カルト的な人気を誇るボディ・ホラー(生物学的ホラー)映画の名匠デヴィッド・クローネンバーグの息子。
父デヴィッドが極めたボディ・ホラー学とも言える人体の奇怪な変貌によって、悪夢を表現するホラー映画の継承者。
初の長編映画『アンチヴァイラル』(2012年)以来、本作が長編2作目となる。
『ポゼッサー/POSSESOR (原題)』(2020年・イギリス・カナダ・1時間43分)
監督:ブランドン・クローネンバーグ
出演:アンドレア・ライズボロー、クリストファー・アボット、ジェニファー・ジェイソン・リー 、ショーン・ビーン、ロシフ・サザーランド 他
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2022年3月4日 ヒューマントラストシネマ渋谷 他 全国順次公開‼
映画『ポゼッサー』公式サイト
『ヴィデオドローム』『裸のランチ』などの鬼才デヴィッド・クローネンバーグの遺伝子を受け継いだ息子ブランドン・クローネンバーグが、セレブから採取したウイルスが売買される近未来を綴った長編監督デビュー作『アンチヴァイラル』に続き、その狂気をより一層洗練させて放つ8年ぶりの第二作。第三者の「脳」にトランスフォーム、所有者<ポゼッサー>として「人格」を乗っ取った上で殺人を行う完全無欠の遠隔殺人システ…
【更新】2022年1月30日