静かなる超能力バトル! 北欧サイコ・ホラー『イノセンツ』
テレパシーやサイコキネシスといった超能力が使えるようになった子供たち。
純真であるがゆえに、大人が知らぬ間に子供たちの間で恐ろしい闘いが始まる!
Story:
スウェーデン、白夜の夏。
とある団地へと引っ越ししてきた妹アイダ(ラケル・レノラ・フロッタム)と障害を持つ姉アンナ(アルヴァ・ブリンスモ・ラムスタッド)とその家族。
だが、そこで暮らす人々は何らかの家庭の問題を抱えており、大人が知らぬ間に子供たちの間ではテレパシーを使って人を操作したり、サイコキネシスで物体を動かす超能力に覚醒し始めてゆくのだった・・・。
そして、子供たちの純真な残虐性は、徐々にぶつかり合いを始める。
超能力を使った子供同士の争いが人知れず、遊び時間に深く静かに進行する・・・。
Behind The Inside:
2本の最新作がカンヌ選出‼︎
ノルウェーの監督であり、脚本家のエスキル・フォクトは、第74回カンヌ国際映画祭において、本作『イノセンツ』がある視点部門に正式出品、長年、チームを組むヨアキム・トリアー監督最新作『わたしは最悪。』の脚本でコンペティション部門正式出品という関わった映画2本がカンヌにお目見えという快挙を成し遂げた。
カンヌでは『イノセンツ』は無冠に終わったが、『わたしは最悪。』の主演レナーテ・ラインスヴェに主演女優賞をもたらし、さらに第94回アカデミー賞においては、脚本賞、国際長編映画賞にダブル・ノミネートされた。
ヨアキム・トリアー監督と共にエスキル・フォクト監督は、今後の北欧映画シーンを牽引してゆく重要な存在であることは間違いない。
Awards:
- ロバート賞:非英語圏映画作品賞・エスキル・フォクト
- ヨーロッパ映画賞:音響賞・ギスル・トヴェイト、グスタフ・バーガー
- ファンタスティック・フェスト:演出賞(審査員賞)・エスキル・フォクト
- ヨーテボリ国際映画祭:最優秀北欧映画(観客賞)・エスキル・フォクト、スヴェン・ニクヴィスト撮影賞・シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン
- モンクレア映画祭:観客賞・エスキル・フォクト
- シッチェス・カタロニア国際映画祭:スペシャル・メンション(特別賞)・エスキル・フォクト
- ストラスブール・ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭:最優秀商業映画賞(観客賞)・エスキル・フォクト、最優秀外国商業映画賞(金の蛸賞)・エスキル・フォクト
『イノセンツ/The Innocents(原題)』(2021年・ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フィンランド・フランス・イギリス・1時間57分)
監督:
エスキル・フォクト
出演:
ラケル・レノラ・フロッタム、アルヴァ・ブリンスモ・ラムスタッド、サム・アスラフ、エレン・ドリット・ピーターセン、モーテン・スヴァルトヴェイト 他
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