幸福を呼ぶ花のはずが・・・美しい花の脅威を描いた戦慄の異色作『リトル・ジョー』
カンヌ国際映画祭・主演女優賞受賞( エミリー・ビーチャム )、幸せを呼ぶミステリアスな新種の花が静かに人を侵食しはじめるバイオサイコスリラー、幸福と引き換えに人は何を失うのか…
Story:
バイオ研究所の研究員アリス( エミリー・ビーチャム )は人を幸せにする真紅の花を人工的に作り出す。
無断で一鉢を自宅へ持ち帰り、リトル・ジョーと名付けたその花の成長を一人息子と共に見守る中、次第に息子の様子に変化が起こり始める…
Must Point:
監督ジェシカ・ハウスナーは、本作はドン・シーゲル監督のSF映画の古典的作品『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』からの影響が大きいとインタビューで述べている
エミリー・ビーチャムが演じたバイオ研究者は、見立てとして、女性版フランケンシュタイン博士だともハウスナーは述べている
果たして、植物が人を幸福にするということなどあるのか? またそのことに副作用などはないのだろうか? 種の繁栄のために人間の裏をかくような意思を持つことなどあるのだろうか?
Awards:
- 仏・カンヌ国際映画祭:主演女優賞・エミリー・ビーチャム
- 仏・ストラスブール・ヨーロピアン・ファンタスティック映画祭:審査員特別賞
- オーストリア映画祭:ベストメイクアップ賞、ベストプロダクションデザイン賞、編集賞
リトル・ジョー(2019年・オーストリア・イギリス・ドイツ・105分)
監督:ジェシカ・ハウスナー
出演:エミリー・ビーチャム、ベン・ウィショー、ケリー・フォックス
© coop99, The Bureau, Essential Films, Magnolia Pictures
VOIDセレクト: 監督ジェシカ・ハウスナー を知る
ルルドの泉で(字幕版)
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【更新】2021年8月1日