ハースメル
人気パンク・ロッカーの成功からの凋落と復活をヒリヒリするほどの焼けつくような痛みと共に描く!
パンク・ロック界のカリスマ・ヴォーカリスト、ベッキ―・サムシング(エリザべス・モス)率いる3人組ロックバンド“サムシング・シー” は今、その頂点にいた。
だが、ベッキーの過激なパフォーマンスや発言から徐々に周囲に叩かれる存在となり心身のバランスを崩し、ドラッグやアルコールに溺れるようになっていった。
バンドが活動休止し、奈落の底に突き落とされたベッキーが自分を取り戻すまでの痛みと再生の記録。
映画『ハースメル』公開を記念して、パンクなオフィシャル・グッズや音源も販売(海外サイト)されています。
Must Point:
監督のアレックス・ロス・ペリーは、2000年代が生んだ”マンブルコア世代”と呼ばれた1本あたり100万円ほどで作る低予算映画の潮流にいた映画作家の一人。
NYU卒業前からバイトしていたイーストヴィレッジにあるビデオ店で知り合った映像製作スタッフや俳優たちとその後、映画製作を始め、監督としてのキャリアがスタート。
『ハースメル』は長編7作目となる。初期の作品『カラー・オブ・ホイール』(2011年)では俳優として出演もしている。
主演のエリザべス・モスとは、『リッスンアップ・フィリップ』(2014年)『クイーン・オブ・アース』(2015年)と続く、3作目のタッグとなる。
現在36歳の監督アレックス・ロス・ペリー、今後どんな作品を作っていくのか? 眼が離せないアメリカ人映画監督の一人。
Awards:
- ダブリン国際映画祭:審査委員特別賞・アレックス・ロス・ペリー
- インターネット・オンライン・シネマ・アワード:最も過少評価されている映画賞
- 国際オンラインシネマ・アワ―ド:最優秀女優賞・エリザベス・モス
『ハースメル』(2018年・アメリカ・ギリシャ・2時間16分)
監督:アレックス・ロス・ペリー
出演:エリザベス・モス、カーラ・デルヴィーニュ、ダン・スティーヴンス、
アギネス・ディーン、エリック・ストルツ、アンバー・ハード
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