マンハッタン島、完全封鎖!チャドウィック・ボーズマン最期の闘い『21ブリッジ』
21基のマンハッタンへの橋を封鎖して、犯人を追い詰めろ!たった一人で犯罪都市NYの黒い闇と闘う孤高の刑事をチャドウィック・ボーズマンが最後まで演じ切る!
Story:
アンドレ・デイビス刑事(チャドウィック・ボーズマン)は、ニューヨーク市警(NYPD)の殺人課で多忙な日々を過ごしていた。
彼は優秀な刑事だったが、同時に問題視される存在でもあった。
容赦ない捜査で知られる彼は、過去に警察官を殺した犯人を射殺したことで、同僚たちからも距離を置かれていたのだ。
アンドレは、殉職した素晴らしい刑事だった父親に追いつこうと必死だった。
退役軍人のマイケル(ステファン・ジェームス)とレイ(テイラー・キッチュ)は、ブルックリンに隠されているコカインを盗み出す仕事を請負っていた。しかしその場にあったのは、彼らが想定していた量の10倍にもなる300キログラムの大量のコカインだった。
「何かおかしい、ヤバすぎる……」
その矢先、突然警官隊が突入。激しい銃撃戦となり、慌てたレイは警察官たちを射殺してしまう。
結局、7人の警察官が殺害され、1人が瀕死の重傷。凄惨な事件現場にやってきたアンドレは、犠牲になった仲間たちを見つめる。その中には、警察学校の同窓生もいた。
NYPD85分署のマッケナ署長(J・K・シモンズ)は、アンドレに本件の捜査に当たるように命じる。そして優秀でタフな女性、麻薬取締班のフランキー・バーンズ刑事(シエナ・ミラー)とチームを組むことになった。
フランキーと捜査を開始したアンドレは、大胆な作戦に出た。事件に介入してきたFBIや市当局の許可を取り付け、マンハッタン島に掛かる21の橋すべてをはじめ、川やトンネル、列車など、島全域を封鎖することを発令したのだ。
封鎖解除まであと数時間。夜明けまでにアンドレは驚愕の真実にたどり着くことができるのか!?
Behind The Inside:
緊迫のNY市警無線を解読
劇中で交わされる警察無線”(212) 187-1013. 212 ” を解読すると、212は、NYのエリア・コード、187は、殺人を指し、10‐13は、警官が応援を求めているの意味で、極めて緊急の事態を示している。
最初の原題は、”17 Bridges”で、『17ブリッジ』だった。
現実にはマンハッタン島への橋は17基しかないので、最初のタイトルは、”17 Bridges”だったが、マンハッタン島への4本のトンネルの数も合わせて、『21ブリッジ』とした。21の方が確かに語感がよい。
Must Point:
チャドウィック最期の劇場公開作の裏側
本作は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)の2018年4月23日のロサンゼルスでのプレミア上映時にルッソ兄弟から「出てみないか?」とチャドウィックに脚本が渡され、出演依頼がなされた。
その時のチャドウィックがルッソ兄弟に返した一言は、「死人に出演依頼かよ⁈(笑)」(インフィニティ・ウォーでブラックパンサーは死ぬため(か?))
そして、作品完成後の2019年11月19日にNYでプレミア上映され、その三日後の11月22日に全米劇場公開された。
2020年8月28日に他界したチャドウィック・ボーズマンにとって、最後の劇場公開作品となった。
契約内容面でもめていたシエナ・ミラーのことを知ったチャドウィックは、自身の出演料の一部を彼女に差し出している。
最後までその生来の善良で高潔な人柄は変わることはなかった。
『21ブリッジ』2021年4月9日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
『21ブリッジ』(2019年・中国・アメリカ・1時間39分)
監督:
ブライアン・カーク
出演:
チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、ステファン・ジェームズ、キース・デビッド、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズ 他
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2021年4月9日 全国公開‼
VOIDセレクト: チャドウィック・ボーズマンを知る4本‼
42~世界を変えた男~ (字幕版)
ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~ (字幕版)
マーシャル 法廷を変えた男 (字幕版)
ブラックパンサー (字幕版)