チタン、Titane、 ジェンダーの痛みやセクシュアリティの解放、激しい暴力描写、問題作、ボディ・ホラー、デヴィッド・クローネンバーグ、ジュリア・デュクルノー、ヴァンサン・ランドン、アガーテ・ルーゼル、ライス・サラーマ、ドミニク・フロ、ミリエム・アケディウ、ベルトラン・ボネロ

痛みに満ちたセクシュアリティの衝撃作!『TITANE/チタン』

ジェーン・カンピオン監督に続く女性監督ジュリア・デュクルノーによるカンヌ映画祭・パルム・ドール賞受賞作! ジェンダーの痛みやセクシュアリティの解放を激しい暴力描写で描いた問題作!

© 2021 KAZAK PRODUCTIONS – FRAKAS PRODUCTION – ARTE FRANCE CINEMA – VOO 2020

Story:

頭にチタンを埋め込まれ、幼少時から車に対して異常な性衝動を感じる女性、アレクサ(アガーテ・ルーゼル)。

幼い頃に行方不明となった息子を探し続けている消防士のヴァンサン・レグラン(ヴァンサン・ランドン)。

そして、妊娠をきっかけに衝動殺人を犯してしまったアレクサは逃亡犯となる。

一方、失踪していた息子が現れヴァンサンはようやく巡り合うこととなるが、実はその男は逃亡の末、息子に成りすましたアレクサだった・・・。

性的思考が特異な女性と孤独な老消防士、血の繋がらない二人の奇妙な親子関係が始まるのだが・・・。


Behind The Inside:

ボディ・ホラーものの旗手ジュリア・デュクルノーという才人

長編映画監督デビュー作『RAW ~少女のめざめ~』(2016年)はカンヌ国際映画祭:批評家週間で上映され、国際批評家連盟賞を受賞。

皮膚科と婦人科の医師の両親を持つジュリア・デュクルノーは幼いころから人間の肉体に関心があったとされる。

ボディ・ホラーで有名な監督といえば、デヴィッド・クローネンバーグであるが、 ジュリア・デュクルノーは自身の作風について、クローネンバーグの影響を挙げている。



『RAW ~少女のめざめ~』 は、ベジタリアンとして育った少女が学校で肉食を強制されたことからカニバリズムに目覚めてゆくというホラー作品。


『TITANE/チタン』本予告 4.1公開

カンヌ史上最も奇天烈にして、最高賞パルムドール受賞!   2018年『万引き家族』、2019年『パラサイト 半地下の家族』、2020年【開催中止】―― そして2021年、すべての価値観が一変した世界で、カンヌ国際映画祭が頂点に選んだのは、突然変異の如く現れた、まさに【怪物】。新時代の申し子と呼ぶべき圧倒的怪作が2022年、遂に日本でもその全貌を明かす! …

『TITANE/チタン(原題)』予告編

Must Point:

カンヌではなんと9分間のスタンディング・オベーション

カンヌ国際映画祭での正式上映後は、9分間のスタンディング・オベーションで拍手が鳴りやまなかったという。

賛否両論の分かれる衝撃的な内容であったが、『ピアノ・レッスン』(1993年)でパルム・ドール賞を受賞したジェーン・カンピオンに続いての栄えある二人目の女性監督の受賞となった。

また、トロント映画祭上映時には1名の失神者が出ている。


Awards:

  • 第74回カンヌ国際映画祭:パルム・ドール賞・ジュリア・デュクルノー
  • トロント国際映画祭:ミッドナイト・マッドネス部門・ピープルズ・チョイス賞


『TITANE/チタン』2022年4月1日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)

『TITANE/チタン(原題)』(2021年・フランス・ベルギー・1時間48分)
監督:
ジュリア・デュクルノー
出演:
ヴァンサン・ランドン、アガーテ・ルーゼル、ライス・サラーマ、ドミニク・フロ、ミリエム・アケディウ、ベルトラン・ボネロ
© 2021 KAZAK PRODUCTIONS – FRAKAS PRODUCTION – ARTE FRANCE CINEMA – VOO 2020

2022年4月1日 全国公開‼


映画『TITANE チタン』公式サイト

第74回カンヌ国際映画祭<パルムドール(最高賞)>受賞!映画史を塗り替える衝撃作、ついに公開。映画『TITANE チタン』絶賛公開中 新宿バルト9他全国公開


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【更新】2022年2月27日


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