
地球に巨大彗星衝突の危機 豪華スター総出演で贈るブラック・コメディ『ドント・ルック・アップ』
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)でアカデミー賞脚色賞受賞したコメディ映画の旗手アダム・マッケイ監督作!巨大彗星が地球に衝突することを突き止めた三流天文学者と教え子。だが、世界中にその危機を伝えようと必死になればなるほど情報氾濫の現代では誰も耳を貸さなくなるというブラック・コメディの傑作!

Story:
三流の天文学者ランドール・ミンディ(レオナルド・ディカプリオ)は、教え子の大学院生ケイト・ディビアスキー(ジェニファー・ローレンス)と巨大彗星が地球に近づいてきていることを突き止める。
世界中に知らせるべく、まずアメリカの大統領ジェニー・オーリアン(メリル・ストリープ)と息子の補佐官ジェイソン・オーリアン(ジョナ・ヒル)に面会して訴えるが、鼻で笑われ全く相手にされない。
人気のモーニングTVショーにも出演して力説するが、馬鹿扱いされ、追い返されてしまう。
2人が必至になればなるほど、これだけ情報が氾濫する世の中では、警告をまともに受け取ってくれる人々は皆無だった。
そして、一刻を争う未曾有の危機となりつつある中、予想もしなかった状況に突入してゆくのだった・・・。
クリスマス・イヴに配信される家で楽しむお祭り映画ともいえる本作を盛り上げるために出演者の内、8名がオスカー受賞者という豪華な布陣!この地球をあげての一種のバカ騒ぎコメディ映画にこれだけの豪華なキャストが勢ぞろいしたのは、アダム・マッケイからのユニークなクリスマス・プレゼントに間違いない!
Behind The Inside:
楽曲を手掛けるニコラス・ブリテルは、要注目の映画音楽家
スティーブ・マックイーン監督の映画『それでも夜は明ける』(2013年)中でのバイオリン楽曲の制作で脚光を浴び、音楽を担当した名匠ハンス・ジマーの陰で作品にとって、最も強力な秘密兵器とまで言われた音楽的人材であった。
その後、バリー・ジェンキンス監督作アカデミー賞3部門で受賞した『ムーンライト 』(2016年)では観る者の頭と心から消えようとしない魅力的な映画音楽とまで評されている。
本作の監督アダム・マッケイとの仕事は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)、『バイス』(2018年)に続き3作目となる。
現在41歳のニコラス・ブリテルは、 バリー・ジェンキンス が監督した『ムーンライト 』 と『ビール・ストリートの恋人たち』の2本の作品でアカデミー賞作曲賞にノミネートされているが、いずれも受賞には至らなかった。
だが、この才気溢れる音楽家が今後、オスカー像を受賞することになるのは運命付けられていることなのかもしれない。
Awards:
- ナショナル・ボード・オブ・レビュー:2021年度トップ・フィルムズ選出
- ハリウッド・ミュージック・イン・メディア・アワード:最優秀オリジナル楽曲・ニコラス・ブリテル
『ドント・ルック・アップ/Don’t Look Up(原題)』(2021年・アメリカ・2時間25分)
監督:
アダム・マッケイ
出演:
レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、ケイト・ブランシェット、メリル・ストリープ、ジョナ・ヒル、ティモシー・シャラメ、マーク・ライランス、タイラー・ペリー、ロブ・モーガン、ロン・パールマン、アリアナ・グランデ、ヒメーシュ・パテル、キッド・カディ 他
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