• ニコラス・ウィンディング・レフン
ボーはおそれている、シュールなパラノイア・コメディ『ボー・イズ・アフレイド/Beau Is Afraid(原題)』、演技派俳優の極みを疾走するホアキン・フェニックス主演! 現代が生んだ"マスター・オブ・ホラー" アリ・アスター監督最新作は、まるでカフカの世界を時で行くかのような不可解極まりない奇怪な不条理劇。 妄想癖のある男ボー、悪夢のような奇妙な旅路の果てで彼が目にしたものとは・・・。、悪夢のような不条理劇の元ネタはアリ・アスターの過去の短編映画、エイプリル・フールに黙って作品を差し替えて映画館で公開1ヶ月前にフライング上映、

シュールなパラノイア・コメディ『ボーはおそれている』

To Leslie トゥ・レスリー、トゥ・レスリー、To Leslie、マイケル・モリス、アンドレア・ライズボロー、アリソン・ジャネイ、スティーヴン・ルート、ジェームズ・ランドリー・ヘーベルト、オーウェン・ティーグ、マット・ローリア、マーク・マロン、第95回アカデミー賞・ノミネート:主演女優賞、救いようもない自堕落なアル中シンママのヒューマン・ドラマ、70'sのアメリカン・インディーズの匂いがプンプンする土埃で色褪せたテキサスが舞台。 宝くじの賞金でアルコールとドラッグに溺れる自堕落なシングル・ママを曲者女優アンドレア・ライズボローが熱演! 小規模のインディーズ作品ながら、多くの評論家からの支持を得てオスカー主演女優賞最有力候補の一人に躍り出た今期のオスカーレースのダーク・ホース的存在の作品。、低予算映画でオスカー・ノミネートというコスパのよさ、地味にキャストが素晴らしい、アル中演技のマスター・ピース、

救いようもない自堕落なアル中シンママのヒューマン・ドラマ『To Leslie ...

親密すぎる少年たちの痛みを伴う成長譚、大親友同士の13歳の少年二人の関係が環境の変化と共に移り変わりゆく様を描きながら、友人関係とは? そして大人になってゆくことで失われてゆくこと、生じてくる責任や自覚について語られてゆく。 少年たちの心の揺らぎを真摯に捉えた感動の成長物語。、同性愛疑惑、アイスホッケー、監督に電車で見初められたラッキーボーイのエデン、ホックニーの名画が本作の創造の源泉、第95回アカデミー賞・ノミネート:国際長編映画賞(ベルギー選出)、CLOSE クロース、Close、ルーカス・ドン、エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ、レア・ドリュッケール、ケヴィン・ヤンセンス、

親密すぎる少年たちの痛みを伴う成長譚『CLOSE クロース』

苦い涙、Peter von Kant、フランソワ・オゾン、ドゥニ・メノーシェ、イザベル・アジャーニ、ハリル・ベン・ガルビア、ハンナ・シグラ、ステファン・クレポン、アマント・オーディアール、オゾンによるファスビンダー映画の再創造『苦い涙』、ドイツのライナー・ベルナー・ファスビンダー監督の『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』(1972年)をフランソワ・オゾン監督が主役を男性二人に置き換え再映画化。 今、まさに旬の俳優ドゥニ・メノーシェが孤独な映画監督役で好演し、イザベル・アジャーニが大物女優役で登場するのも見もの。 またファスビンダーのオリジナル版にも出演し、最も有名なファスビンダー映画である『マリア・ブラウンの結婚』(1979年)の主演女優でもあったハンナ・シグラがオゾン監督の前作『すべてうまくいきますように』(2021年)に引き続き、出演している。 こうしたオゾン監督のファスビンダー作品とのご縁は、まさに”ファスビンダー・チルドレン”と呼ぶに相応しい。、ファスビンダー作品をもじったフランス版オリジナル・ポスター、フランソワ・オゾン監督は、ライナー・ベルナー・ファスビンダーが書いた未発表の戯曲『焼け石に水』(2000年)を映画化しており、本作は、2度目のファスビンダーへ捧げた作品と言える。 そして本作のオリジナル・ポスターは、ファスビンダーの遺作となった同性愛者を描いた映画『ケレル』(1982年)のオリジナル・ポスター・デザインをもじったもの。、ちなみにこの『ケレル』のポスター・デザインは、アメリカのポップ・アーティストである画家アンディ・ウォーホルによるもの。、ドリアン賞:知る人ぞ知るLGBTQ映画賞(2023年)

オゾンによるファスビンダー映画の再創造『苦い涙』

エコロジカルなモダン・フェイブル『悪は存在しない』、『ドライブ・マイ・カー』(2021年)で濱口竜介監督とタッグを組んだ音楽家、石橋英子のライヴ演奏時の映像として、企画・撮影された映像作品『GIFT』から派生した映画が本作となる。 『悪は存在しない』は映画の作法で撮影され一本の映画が仕上げられ、同じ撮影フッテージから抽出して石橋英子のライヴのための映像作品『GIFT』が作られた。 大概の映像作家が抜け出すことができなくなる規定の映画ジャンルという呪縛をかわすかのように、もしかするとジャンルの網羅を制覇するかの如く本作は過去の濱口作品とも一味違う。 東京芸術大学大学院映像研究課で師事した黒沢清監督の中期の作風を思い起こす静けさの中にスリルを感じさせるエコロジカルな寓話は早くも世界で評価を得て、第80回ヴェネチア国際映画祭においては5賞に輝くというなかなか真似のできない快挙を成し遂げている。 審査員大賞となった銀獅子賞以外にも批評家連盟賞、そして、ミラノのフィルム・アーカイヴが主催する賞など、付随賞を3賞も受賞しているのだ。 この渡しすぎなほどのお土産を託された作品への評価と作家への絶大なる期待は、エマ・ストーン主演のギリシャの鬼才ランティモスの新作には敗れたが、つまり大賞に当たる金獅子を獲ってもおかしくはないほどの熱狂をもって現地で迎えられたいう証左なのではないのだろうか。、スタッフとキャストの垣根のない撮影現場のダイバーシティ、第80回ヴェネチア国際映画祭:コンペティション部門正式出品作(全5賞受賞)、銀獅子賞(審査員大賞)、国際批評家連盟賞、ミラノ・シネテカ・イタリアーナ・特別表彰授与、ファイ・ファウンデーション・コラテラル賞、学生審査員賞 2023年ロンドン映画祭:コンペティション部門・作品賞、Evil Does Not Exist、悪は存在しない、濱口 竜介、大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁、菊池葉月、三浦博之、NEOPA / Fictive、2024年 GW公開

エコロジカルなモダン・フェイブル『悪は存在しない』