映画界の真のイノベーター、巨匠ジェームズ・キャメロン監督が13年前に世界に放った歴代興行収入No.1の記録を持つ超大作SFファンタジー映画『アバター』の13年ぶりの続編!
撮影機材から視覚効果まで、本作のために新たに作り出した最新の技術を駆使し、今までの視覚体験を更新する奇跡の“超現実”映像体験を生み出した。
本作は全5作からなるアバターシリーズの2作目。前作の主人公であるジェイクとネイティリの子どもたちが新たな主人公となり、パンドラに襲いかかる新たな危機に果敢に立ち向かう!!
Story:
地球からはるか彼方の神秘の星パンドラ。
パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は、ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた。
だが、14年後に再び人類がパンドラに現れ、再びパンドラに厄災が降りかかる。
神聖な森を追われたジェイクとその一家は、未知なる“海の部族”の元へ身を寄せる。
しかし、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた。
Behind The Inside:
『アバター』シリーズの全てが驚くばかりの破格の事実
1作目から2作目までかかった完成までの期間は、大ヒットから直ぐに続編製作が発表されたにも関わらず、続編史上最長の13年間かかっている。主だった理由は3作目以降のシーンも随時、撮影していたからだという。
予定通りであれば、2015年に公開予定であったのが、120fpsというハイフレーム・レートで撮影できるカメラ”VENICE”の独自開発をソニーへ依頼したり、本作での映像表現を実現するために今までなかった視覚効果技術を作り出したりするなど、様々な理由で公開が毎年のように遅延し、最後には新型コロナ・ウィルス禍となり、更に公開が2022年まで延びてしまった。
シリーズ総製作費は、概算で1000億円以上と言われている。ソニー製のVENICEカメラの用途は、エピソード4までで、5に関しては、どのようなクリエイティブになるのか全くの未知数。
そして、『アバター』のエピソード3から5は未完であることから製作費が更に膨らむ可能性も否定できない。
ストーリーと技術、芸術にこだわりの人、ジェームズ・キャメロンならではの全てに破格のファクツが詰まったのがこの『アバター』シリーズなのだ。
すでにアメリカでの主だった映画賞レース、それも作品賞にタイトルが挙がっている本作が作品の興行的な成功共々、映画インダストリーそのものを鼓舞して、業界の底上げにも繋がるとの期待値も高いことがうかがわれる。
Under The Film:
ケイト・ウインスレットが水中シーンで映画界の最長記録を破った!
ケイトといえば、ジェームズ・キャメロン監督による映画史に残る不朽の名作『タイタニック』(1997年)での主演が記憶に残る。
あの映画でも暗く冷たい海に漂流し、生還するシーンを演じたが、本作では水中シーンをスタントなしで自ら演じ、それだけに留まらず、過去にトム・クルーズが保持している『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015年)での水中シーンの最長時間を超える7分14秒という記録を叩き出している。
とにかく水中に対して情熱的なキャメロン監督と冷たかろうが潜ろうが水にはとかく強いケイトの女優魂が証明された驚きとともにほっこりするエピソードである。
Awards:
- 第95回アカデミー賞・ノミネート:作品賞・ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー、視覚効果賞・ジョー・ラテリ、リチャード・ベネハム、エリック・セインドン、ダニエル・バレット、音響賞・ジュリアン・ホウワース、グェンドリン・イェーツ・ホイットル、ディック・バーンスタイン、クリストファー・ボイスゲイリー・サマーズ、マイケル・ヘッジス、美術賞・ディラン・コール、ベン・プロクター、ヴァネッサ・コール
- クリティクス・チョイス賞:最優秀資格効果賞
- ロサンゼルス映画批評家協会賞:最優秀プロダクト・デザイン賞・ディラン・コール、ベン・プロクター
- ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞:今年の10本の映画
- アメリカン・フィルム・インスティチュート賞:今年の映画賞
- ラスベガス映画批評家協会賞:最優秀視覚効果賞
- ニューヨーク映画批評家オンライン賞:今年の10本の映画
- ワシントンD.C.映画批評家協会:最優秀モーション・キャプチャー賞・ゾーイ・サルダナ
『アバター ウェイ・オブ・ウォーター/Avatar: The Way of Water』(2022年・アメリカ・3時間12分)
監督:
ジェームズ・キャメロン
出演:
サム・ワーシントン, ゾーイ・サルダナ, シガーニー・ウィーバー, スティーヴン・ラング、ケイト・ウィンスレット、ジャック・チャンピオン、トリニティ・ブリス、ジョヴァンニ・リビシ、ジェイミー・フラッターズ、ベイリー・バス 他
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【更新】2023年2月14日