
壮大なるスペース・オデッセイ『DUNE デューン 砂の惑星』
革命と混迷の宇宙の未来を託されたひとりの青年は超能力を有した救世主だった・・・。宇宙を支配する力を持つスパイスを巡る争奪戦を軸に全宇宙の未来を描いた古典的SFファンタジーを名匠ドゥニ・ヴィルヌーヴが完全映像化!

Story:
西暦1万190年、人類は地球以外の惑星へ移住し、宇宙帝国を築き上げていた。
人類は思考機械の反乱を鎮圧し、一つの惑星を統治する領家が支配する厳格な身分制度の下、特異な精神世界で覆われた社会で暮らしていた。
莫大な利益を生み出す抗老化作用を持つスパイス、メランジの唯一の生産地である砂の惑星アラキス=通称デューンを統治するのは、レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)が継承するハズであった。
だが、メランジ採掘権を握るウラディーミル・ハルコンネン男爵( ステラン・スカルスガルド )と皇帝が結託した陰謀の結果、レト侯爵は暗殺され、砂の惑星アラキスでハルコネン家とアトレイデス家のスパイスを巡る激しい争いが始まる・・・。
アトレイデス家が破れ、一家は四散し、妻ジェシカ( レベッカ・ファーガソン )と息子のポウル( ティモシー・シャラメ )の身にも危険が迫る。
砂漠へと逃れ、超能力に目覚めたポウルは救世主としての自分の運命に気づき、新しい時代を創るため、闘いに身を任せてゆく・・・。
Behind The Inside:
監督のドゥニ・ヴィルヌーヴにとって、デューン映画化は長年の夢
ドゥニはフランク・ハーバート原作による独特の世界観を体現するためにも2本に分けて丁寧に製作をしたいという意志があるようだ。自分の監督作で初めての製作にも名を連ねているが、契約上は本作1本を監督するということで本作の成績いかんで今後の流れも見えてくる模様。
ドゥニの本作への力の入れようは並々ならぬものがあり、デューンのヴィジュアル・アイコン的なクリーチャーである砂漠の虫=サンド・ワーム制作に一年近く要して、質感や口を開いた時のリアリティなど、仔細に渡ってこだわり抜き、後世に残るような不気味な生き物を作り上げている。

誰もが知っているスペース・オペラの金字塔的作品『スター・ウォーズ』は、かなりの部分のアイデアを小説「砂の惑星 デューン」から拝借しており、ドゥニとしては、意識せざるを得なかったという。
いわば、大人版スター・ウォーズを目指したのが本作『DUNE デューン 砂の惑星』の立ち位置と言える。
『DUNE/デューン 砂の惑星』2021年10月15日(金)公開、映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
『DUNE デューン 砂の惑星』(2021年・アメリカ・カナダ・2時間35分)
監督:
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:
ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ、ジョシュ・ブローリン、ジェイソン・モモア、オスカー・アイザック、デイヴ・バウティスタ、ハビエル・バルデム、ステラン・スカルスガルド、シャーロット・ランプリング、シャロン・ダンカン=ブルースター、デヴィッド・ダストマルチャン、チャン・チェン 他
© 2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年10月15日 全国公開‼
VOIDセレクト: デューン 砂の惑星を知る
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