バイオレントでセクシュアルな演出に長けたオランダのポール・ヴァーホーベン監督最新作!
イタリア、トスカーナに実在したカトリックの修道女ベネデッタ・カルリーニが起こした奇跡とインモラルな愛と波乱に満ちた人生を描く衝撃的作品。
Story:
17世紀のイタリア、トスカーナ地方、地方の貴族の家に生まれたベネデッタ・カルリーニ (ヴィルジニー・エフィラ)は、少女の頃、カトリック教会の修道女となる。
奇跡を起こしたことから次第に頭角を現し、後に若くして修道院長となる。
ある日、家族の問題から修道院に逃げ込み、シスターとなったバルトロメア(ダフネ・パタキア)の世話をする内に関係を持ってしまうベネデッタ。
やがて、そのことで罪を問われ、ベネデッタは投獄されることで彼女の人生は大きく狂ってゆく・・・。
原作は「ルネサンス修道女物語ー聖と性のミクロストリア」。
「メディチ家雑録」に遺された裁判記録をもとに再構成された修道女ベネデッタ・カルリーニの生涯を描いた物語。
Behind The Inside:
カンヌ映画祭では物議をかもした作品
カンヌ国際映画祭でのプレス会見では、本作の内容が冒涜的ではないのか?といった意見が記者からバーホーベン監督に向けて発せられた。
82歳にしてまだまだ血気盛んな監督は、「史実を基にした原作から映画を作って、何故?冒涜的というレッテルを貼られなければならないのだ⁉ あまりにも馬鹿げている」と一蹴する場面もあったという。
女性を主人公に据え、血塗られた暴力描写や大胆な性的表現など風上にヒロインを置くことで彼女らのドラマティックな人生を描き出してきたポール・ヴァーホーベンという希代の映画監督ならではのエピソードである。
Awards:
- 第74回カンヌ国際映画祭:コンペティション部門正式出品作
『ベネデッタ/Benedetta(原題)』(2020年・フランス・2時間7分)
監督:
ポール・ヴァーホーベン
出演:
ヴィルジニー・エフィラ、ダフネ・パタキア、シャーロット・ランプリング、ランベール・ウィルソン、オリヴィエ・ラブルダン 他
© 2020 SBS PRODUCTIONS – PATHE FILMS – FRANCE 2 CINEMA – FRANCE 3 CINEMA
2023年2月17日 ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館 他 全国順次公開‼︎
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【更新】2022年12月22日