第47回セザール賞:監督、第74回カンヌ国際映画祭:監督賞、スパークス 兄弟、『ホーリー・モーターズ』(2012年)で楽曲を使用されたのがご縁、The Seduction of Ingmar Bergman」、原案はスパークスのナラティブなストーリー仕立てのロック・ミュージカル・アルバム、フランスのメゾソプラノ歌手、カトリーヌ・トロットマン、スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け、ミシェル・ウィリアムズ、ルーニー・マーラ、クリステン・スチュワート、リアーナ、アン役は二転三転し、最後にマリオン・コティヤールが射止めた、『ポンヌフの恋人』の鬼才レオス・カラックス監督が初めて英語劇を演出し、カンヌ映画祭コンペティション部門・オープニング作品として上映された10年ぶりの最新作はスパークス 原作の幻のロック・ミュージカルを完全映像化!、独創的なロック・オペラ・ミュージカル、アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール、サイモン・ヘルバーク、デヴィン・マクダウェル、アンジェル、ナタリア・ラフォルカデ、ナタリー・メンドーザ、水原 希子、古舘 寛治、福島リラ、エヴァ・ヴァン・デル・グフト、レオス・カラックス、アネット、Annette

独創的なロック・オペラ・ミュージカル『アネット』

『ポンヌフの恋人』の鬼才レオス・カラックス監督が初めて英語劇を演出し、カンヌ映画祭コンペティション部門・オープニング作品として上映!名匠10年ぶりの最新作は、スパークス原作の幻のロック・ミュージカルを完全映像化!

© 2020 CG Cinema International / Theo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinema / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Televisions belge) / Piano

Story:

アメリカ、ロサンゼルス。

攻撃的なユーモアのセンスで人気を博したスタンダップ・コメディアンのヘンリー・マクヘンリー(アダム・ドライバー)は、キャリアの低迷に悩まされていた。

そんなある日、ヘンリーはオペラ界のスター歌手、アン・ディフラスノー(マリオン・コティヤール)と出会い、恋に落ち、二人は結ばれる。

ヘンリーのキャリアは結婚後も落ち目になるばかりだが、アンのキャリアは成功し続けていた。

アンへの嫉妬心にかられるヘンリーは、二人の間に生まれた娘、ミステリアスで非凡なアネットの才能を磨くことに自身の生きがいを見出してゆく。

しかし、育児と教育に熱心なヘンリーの情熱は次第に狂気を孕んでゆくのだった・・・。


Behind The Inside:

アン役は二転三転し、最後にマリオン・コティヤールが射止めた。

製作を兼ねたアダム・ドライバーのヘンリー役はそのままに、相手役のアンには当初、リアーナに話が行ったが実現せず、クリステン・スチュワートにもオファーが飛んだが、歌えないという理由で断わられた。

その後、ルーニー・マーラに決まるが彼女が降板したため、再びアン役は宙に浮いた。

そして、ミシェル・ウィリアムズが引き受けることになるが、その頃になると今度は、アダム・ドライバーが『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年)への出演のため、撮影スケジュール変更となってしまう。

結果、ミシェルが降板することとなり、最後にマリオン・コティヤールの元へとアン役はやってきた。


劇中のほとんどのキャストが自ら歌う中、マリオン・コティヤール演じるアンのオペラの歌唱シーンは、フランスのメゾソプラノ歌手、カトリーヌ・トロットマンによるものだそう。


映画『アネット』予告編 2022年4月1日(金)公開

アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール主演 唯一無二の映画作家、レオス・カラックスのダークファンタジー・ロック・オペラ!! …

『アネット』予告編

Must Point:

本作の原案はスパークスのナラティブなストーリー仕立てのロック・ミュージカル・アルバム

THE SEDUCTION OF INGMAR BERGMAN (DOUBLE VINYL EDITION) [Analog]

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独創的な発想の楽曲作りで常に時代の先を走り続けている兄弟二人のロック・バンド、スパークス 。
彼らが2009年に発表したストーリー仕立てのナラティブなミュージカル・アルバム「The Seduction of Ingmar Bergman」。

この革新的な新作を引っさげ、大勢の出演者を連れての世界ツアーは実現不可能と判断したスパークス兄弟は、代わりに本作の元となる「アネット」を執筆する。

スパークス兄弟はレオス・カラックスの前作『ホーリー・モーターズ』(2012年)で楽曲を使用されたのがご縁となり、その10年後に本作『アネット』映画化へと結実する。


関連記事:待望のロック・ドキュメント『ザ・スパークス・ブラザース』


Awards:

  • 第74回カンヌ国際映画祭:監督賞・レオス・カラックス、作曲賞・ロン・メイル、ラッセル・メイル
  • 第47回セザール賞:監督賞・レオス・カラックス、オリジナル楽曲賞・ロン・メイル、ラッセル・メイル、編集賞・ネリー・クェティラー、録音賞、特殊効果賞
  • フロリダ映画批評家協会賞:男優賞・アダム・ドライバー
  • ハンブルグ映画祭:ダグラス・サーク賞・レオス・カラックス
  • インターナショナル・シネフィル協会賞:オリジナル楽曲賞・ロン・メイル、ラッセル・メイル
  • インターネット映画批評家協会賞:最優秀実験映画賞

アネット

ロサンゼルス。攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と、国際的に有名なオペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)。”美女と野人”とはやされる程にかけ離れた二人が恋に落ち、やがて世間から注目されるようになる。だが二人の間にミステリアスで非凡な才能をもったアネットが生まれたことで、彼らの人生は狂い始める。© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma / UGC Images / DETAiLFILM / EUROSPACE / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Télévisions belge) / Piano


『アネット/Annette』(2021年・フランス・ベルギー・ドイツ・アメリカ・日本・メキシコ・スイス・2時間21分)
監督:
レオス・カラックス
出演:
アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール、サイモン・ヘルバーク、デヴィン・マクダウェル、アンジェル、ナタリア・ラフォルカデ、ナタリー・メンドーザ、水原 希子、古舘 寛治、福島リラ、エヴァ・ヴァン・デル・グフト 他
© 2020 CG Cinema International / Theo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinema / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Televisions belge) / Piano


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