ミシェル・ヨー扮するごく普通の中国系アメリカ人の女性がめくるめく並行世界=マルチバースを舞台に異次元アクションで悪を退治!
奇天烈系マルチバースSFアクション‼︎
Story:
税金を納めに来たが、いつまで経っても終わらず途方に暮れている中国系アメリカ人のエヴリン・ワン(ミシェル・ヨー)。
エヴリンは、ふとしたことがキッカケで自分が生きているこの世は一つだけではなく数え切れないほどの世界が存在するマルチバースであることに気付く。
全ての世界に存在する別の自分にアクセスでき、そこでの自分の記憶や感情、カンフーなど得意の技術を意のままに操ることができるエヴリン。
そして、マルチバースにいる悪と闘うことを余儀無くされて行くのだった・・・。
Behind The Inside:
二人組監督ユニット、ダニエルズによる映画2作目
ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワンは、今まで二人三脚で音楽ビデオなどの演出をこなしてきた。
映画界初進出作品『スイス・アーミーマン』は、無人島で途方に暮れた青年が自殺をしようとすると目の前に漂流してきた溺死体が様々な便利なものとして役立ち、青年の生きる糧となってゆくという何にも似ていないシュールで奇天烈なファンタジー作品を発表し、ダニエルズという唯一無二の才能ユニットを世に知らしめた。
またダニエルズの片割れであるダニエル・シャイナートは、単独で『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』のメガホンをとり、とある怪死に隠されたとんでもない秘密についての変態ドタバタ喜劇を自ら嬉々として出演しながら演出した。
本作は、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2022のオープニング作品として上映され、そのマルチバースいう並行世界の概念を巧みに使った映画作りが大きな反響を呼んだ。
ディズニー映画のチームからはマーベル・ドラマの謎解きタイムスリラー『ロキ』のエピソード演出の誘いまで飛び出したが、二人は丁重に断ったという。
なんとも勿体ない話だが、自分たちがクリエイトしたいものだけに集中したいというダニエルズの鉄の意志が感じられる話である。
Must Point:
デヴィッド・バーン、サン・ラックス、Mitskiによるテーマ・ソングもリリース!
コロラド州デンバー出身のスリー・ピースバンド、サン・ラックス、デヴィッド・バーン、そして、日系シンガー、MITSKIのコラボとなるチル・アウトできる魅力的な本作のサントラ曲がリリース。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス/Everything Everywhere All at Once』(2022年・アメリカ・2時間12分)
監督:
ダニエルズ(ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン)
出演:
ミシェル・ヨー、ステファニー・スー、ジョナサン・キー、ジェイミー・リー・カーティス 他
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