人気シリーズの壮大なる終焉『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』
前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』から4年後の地球はまさにジュラシック・ワールドへと激変していた・・・。新たな支配者となるのは、恐竜たちか、それとも・・・
Story:
前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』で噴火のため島が壊滅し、恐竜が解放されて4年が経過した地球は、様々な恐竜が跋扈する世界へと変わり果てていた。
オーウェン・グラディ(クリス・プラット)とクレア・ダーリング(ブライス・ダラス・ハワード)は、人里離れた山小屋で、ジュラシック・パーク創設に尽力したロックウッド財団のベンジャミン・ロックウッドの非業の死を遂げた一人娘のDNAから作られたクローン人間のメイジー・ロックウッド(イザベラ・サーモン)を育てながら、恐竜たちの保護活動を続けていた。
ある日、オーウェンは、子供の恐竜を連れたヴェロキラプトルのブルーと遭遇するが、その子供は何者かに連れ去られてしまう・・・。
オーウェンは、子供を連れ戻すことをブルーに約束し、クレアと共に救出に向かうのだった。
一方、世界各地から恐竜を集めていたバイオテクノロジー会社の陰謀を追っていたサトラー博士(ローラ・ダーン)の元にグラント博士(サム・ニール)が駆けつけ、マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)も参加することになる。
地球は、このまま恐竜たちが支配する世界へとなってゆくのか、それとも・・・。
Behind The Inside:
『ジュラシック・パーク』から29年後にして、終わりを告げる壮大な物語
本作は、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)から4年後の続編となるが、『『ジュラシック・パーク』(1993年)から数えて、実に29年後に終わりを迎えることとなった。
ジュラシック・パーク創設者、ジョン・ハモンドを演じた映画監督であり、俳優リチャード・アッテンボローは惜しまれながら2014年に他界し、その名は、イギリス、ロンドンにあるパインウッド撮影所の新設の撮影スタジオ、アッテンボロー・ステージとなって、未来永劫残ることとなった。
本作は、そのアッテンボロー・ステージでも撮影をされており、名匠アッテンボローと共演したローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラムの3名のベテラン俳優たちは今は亡き氏へ追悼を捧げている。
そして、サム・ニールは、『ジュラシック・パーク』(1993年)撮影時に74歳であったアッテンボロー氏と同じ歳を迎えての感無量の撮影と相成った。
『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者/Jurassic World: Dominion』(2022年・アメリカ・マルタ・2時間27分)
監督:
コリン・トレボロウ
出演:
クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラム、デワンダ・ワイズ、ママドゥ・アティエ、イザベラ・サーモン、キャンベル・スコット、B・D・ウォン、オマール・シー 他
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