ほぼ実話の愛と友情のトライアングル・クライム・ドラマ『アムステルダム』
第一次世界大戦後のオランダ、アムステルダムで固い絆で結ばれた三人の男女が、殺人事件の濡れ衣を着せられてしまい、知恵と運頼みで巨大な陰謀と対峙してゆく。目も眩むばかりの超豪華すぎる出演陣とアカデミー賞常連監督のデヴィッド・O・ラッセルによるほぼ実話を盛り込んだコメディ・タッチの社会派クライム・ドラマ!
Story:
第一次世界大戦を共にくぐり抜けてきた弁護士バート・ベレンセン(クリスチャン・ベール)、看護師ヴァレリー・ヴォーズ(マーゴット・ロビー)、医師ハロルド・ウッズマン(ジョン・デヴィッド・ワシントン)の三人は、戦後のオランダ、アムステルダムで何が起ころうとも互いを守り抜くことを誓い結束を固めあった仲間。
だが、彼らは些細なことからある殺人事件の容疑者となってしまう。
バート、ヴァレリー、ハロルドの三人は無実を晴らすために否応無しに事件の渦中に飛び込んでゆくが、その事件とは何と世界を揺るがすほどの巨大な陰謀だった。
Behind The Inside:
大企業ビジネスマンや銀行家により筋書きが書かれたアメリカ国家を揺るがすクーデターが元ネタ
1930年代、当時のアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルト政権を転覆させるため、アメリカ海軍のベテラン将軍スメドリー・バトラーを担ぎ上げ、クーデターが計画されていたことがあったという仰天の史実が元ネタで社会派ものでヒネリの効いた脚本執筆の才があるデヴィッド・O・ラッセルがコメディ・タッチの犯罪ドラマとして完成させた。
ただ、この史実のタチの悪いところは、筋書きを書いたのは大企業のビジネスマンや銀行家だったというところで、戦争をすることで更に金儲けをするために計画されたとも言われている。
本作ではスメドリー・バトラー将軍をモデルに名優ロバート・デ・ニーロがギル・ディレンベック将軍として演じている。
Under The Film:
まるで幕の内弁当のように揃いにそろった豪華で才能溢れるキャスト陣
アカデミー賞受賞俳優が、クリスチャン・ベール、ラミ・マレック、ロバート・デ・ニーロと三人も揃い、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、アニャ・テイラー=ジョイといったピンでも行ける、今まさに旬の俳優、そして世界的な歌姫テイラー・スウィフト、大御所マイク・マイヤーズまでも拝めるとあって、とにかくスクリーンから目が離せないこと必至である。
『アムステルダム/Amsterdam』(2022年・アメリカ・2時間14分)
監督:
デヴィッド・O・ラッセル
出演:
クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、アレッサンドロ・ニヴォラ、アンドレア・ライズボロー、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ロック、マイケル・シャノン、マイク・マイヤーズ、テイラー・スウィフト、ゾーイ・サルダナ、ラミ・マレック、ロバート・デ・ニーロ、ティモシー・オリファント、マティアス・スーナールツ 他
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