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シブヤらしさを感じる映画の発信源 Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下が明日16日(金)にオープン!、去る4月10日より長期休館に入ったBunkamuraル・シネマは6月16日(金)より、渋谷駅の目の前に立地する旧渋谷TOEI跡地に新たな映画館「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」をオープンする。、コンテクストを継承しつつ、新たな気配のする空間、より駅前に立地することの優位性、

シブヤらしさを感じる映画の発信源 Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下が明日16日(金)オープン!

さる4月10日より長期休館に入ったBunkamuraル・シネマが6月16日(金)より、渋谷駅の目の前に立地する旧渋谷TOEI跡地に新たな映画館「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」をオープン!!


コンテクストを継承しつつ、新たな息づかいを感じられる空間

ドゥ マゴ パリのスタンドカフェを常設し、オリジナル・ブレンドを味わえたり、アートショップNADiffによるブックストアが併設されていたりとBunkamuraに親しんできた方ならお馴染みの仕掛けが嬉しい。

往年のミニシアター・ブームを渋谷で牽引してきた大人のための上質なアートハウス系の商業映画館、Bunkamuraル・シネマのD.N.A.は残しつつ、新しい映画との出会いによって次世代のコンテクストを纏おうとする心意気が感じられる劇場内。


新旧織り交ぜた魅力的なル・シネマ 渋谷宮下・上映ラインナップ

より駅前に立地することの優位性

上映ラインナップもル・シネマが培ってきた歴史を滲ませる上質なフィルムから心に刺さって考えさせられる社会派風味のインテリジェンスな映画まで大枠はル・シネマ・ユニバースだが、立地が駅前になったことで、ワイドな観客層を意識してなのか、より攻めている印象だ。

昨年の第23回東京フィルメックス・コンペティション部門に出品され、上映時も大入りの人気を呼び、審査員特別賞を受賞した若きカンボジア系フランス人、ダビ・シュー監督作『ソウルに帰る』が上映ラインナップに入っているのは、筆者の体感的にはちょっとした事件である。

明治通りに面し、原宿、恵比寿、代官山に連なるこの通りに存在する渋谷”宮下”と名乗るシアターの今後のマルチバースなポテンシャルに期待したい。


Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下 (2 スクリーン) – 2023 年 6 月 16 日(金) OPEN

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 1-24-12 渋谷東映プラザ 7F&9F(1F:チケットカウンター)

【7F】

客席数:268 席+車いすスペース
上映可能フォーマット:DCP(2K/4K)、35mm、ブルーレイ
スクリーン・サイズ:W9.94m×H4.7m(シネマスコープ)


【9F】

客席数:187 席+車いすスペース
上映可能フォーマット:DCP(2K)、ブルーレイ
スクリーン・サイズ:W8.7m×H4.6m(シネマスコープ)


ル・シネマ 渋谷宮下

様々な文化を通して未来を創る。それがBunkamuraです。


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