イラン発!セックス・ワーカーを狙った連続殺人事件を追う!『聖地には蜘蛛が巣を張る』
イランで実際に起きたセックス・ワーカーばかりを狙った連続殺人事件を追った女性ジャーナリストの苦悩を描くアリ・アッバシ監督最新作!
Story:
女性ジャーナリストのラヒニ(ザーラ・アミル・エブラヒミ)は、セックス・ワーカーばかりを狙う連続殺人事件を追って、イランの聖都マシュハドに滞在していた。
手がかりから真犯人に近付いた彼女だったが、通称”蜘蛛殺し”と呼ばれ、世間から街を浄化するヒーロー扱いされる犯人を断罪することが困難になってゆく。
Behind The Inside:
実話を基にしたストーリー
2000年から2001年の間に神からのミッションと称し、16人もの女性を殺した犯人シーアド・ハニイの事件を基にしている。
Must Point:
監督のアリ・アッバシにとって初めてのカンヌ・コンペ出品作
前作の奇妙なファンタジー作品『ボーダー 二つの世界』(2018年)は、第71回カンヌ国際映画祭・ある視点部門に出品され、その一筋縄では行かないエキゾチックな作風で、ある視点賞を受賞している。本作で初めて栄えあるコンペティション部門出品となった。
Awards:
- 第75回カンヌ国際映画祭:コンペティション部門・女優賞・ザーラ・アミル・エブラヒミ
『聖地には蜘蛛が巣を張る/Holy Spider(原題)』(2022年・デンマーク・ドイツ・スウェーデン・フランス・1時間56分)
監督:
アリ・アッバシ
出演:
ザーラ・アミル・エブラヒミ、ミーディ・バァジャスタニ、エラシュ・エシュアニ、フォラジャン・シドジャナッド、シナ・ポーヴァナ、ニマー・アクーボォパー 他
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