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次世代トップ・スター、ウー・レイ主演!風光明媚な西湖を舞台に翻弄される家族の姿を描く『西湖畔に生きる』、現代の山水絵巻と称されたデビュー作『春江水暖〜しゅんこうすいだん』(2019年)で世界を感動させた中国新世代の映像作家グー・シャオガンの監督第2作目。 あのデビュー作の終わりで"End of Volume One"とクレジットが現れ、この現代の絵巻物はここで終わりではないのだと大いに驚かせてくれたあの映画の続きは作られていた・・・。 本作は、監督の故郷で撮影した1作目に続く作品として、ワーキング・タイトルが英題の『Dwelling in the Fuchun Mountains 』に数字の2が足された続編的位置付け作品として撮影が進んでいた。 「1作目の続きはあるのか?」と、ことあるごとに訊かれ続けてきたというグー・シャオガン監督の2作目となる本作は、前作のロケ地、富春江の近くにある杭州市の中心部にある美しい景観で形成される西湖という湖沿岸が舞台となり、前回とは全く違う家族が登場し、現代的なトピックを織り交ぜた物語となった。、大学では希望したアニメと漫画のコースには入れず、服飾を学んだ監督グー・シャオガン、2023年度の黒澤明賞をグー・シャオガン監督が受賞!、第36回東京国際映画祭:コンぺティション部門正式出品作、西湖畔に生きる、グー・シャオガン、ウー・レイ、ジャン・チンチン、チェン・ジェンビン、

 次世代トップ・スター、ウー・レイ主演!風光明媚な西湖を舞台に翻弄される家族の姿を描く『西湖畔に生きる』

現代の山水絵巻と称されたデビュー作『春江水暖〜しゅんこうすいだん』(2019年)で世界を感動させた中国新世代の映像作家グー・シャオガンの長編第2作目。

あのデビュー作の終わりで”End of Volume One”とクレジットが現れ、この現代の絵巻物はここで終わりではないのだと大いに驚かせてくれたあの映画の続きは作られていた・・・。

本作は、監督の故郷で撮影した1作目『Dwelling in the Fuchun Mountains(英題)』に続く作品として、ワーキング・タイトルは1作目のタイトルに2を付けた続編的位置付け作品として撮影が進んでいた。

「1作目の続きはあるのか?」と、ことあるごとに訊かれ続けてきたというグー・シャオガン監督の2作目となる本作は、前作のロケ地、富春江の近くにある杭州市の中心部にある美しい景観で形成される西湖という湖沿岸が舞台となり、前回とは全く違う家族が登場し、現代的なトピックを織り交ぜた物語となった。

© Hangzhou Enlightenment Films Co., Ltd.

Story:

中国緑茶の産地として有名な杭州市の中心に位置する豊かな自然に育まれた風光明媚な西湖の沿岸。

行方不明の父を探して西湖周辺へとやってきたムーラン(ウー・レイ)は、こともあろうに不正を働く詐欺集団の仲間に誤ってなってしまった母、タファ(ジャン・チンチン)を組織から救い出さなければならなくなる。

大切な両親のために決死の覚悟で奔走する息子の奮闘の日々が始まる。


Behind The Inside:

大学では希望したアニメと漫画のコースには入れず、服飾を学んだ監督グー・シャオガン

初めは映画には興味がなく、大学ではアニメと漫画のコースを希望したが入れなかったため、服飾科を専攻したというグー・シャオガンは、のちに映画に目覚め、北京電影学院社会人コースを聴講、ドキュメンタリーや短編映画制作の後、初の長編作品に挑む。

演者は素人にお願いし、個人ローンを組んで製作費を一部負担し、2年間をかけ、故郷を舞台にした長編デビュー作『春江水暖〜しゅんこうすいだん』(2019年)を完成させた。

これからも故郷、杭州市を舞台に映画を作り続けて行くのか? どんな物語を奏でてゆくのか?期待は膨らむばかりだが、”今の作品が一つ前の作品よりも何かしら進化することを心がけ”、そして、何よりも”人間の温もりのある映画を撮り続けてゆきたい”とグー・シャオガン監督は控えめに今後の抱負について述べている。


Under The Film:

2023年度の黒澤明賞をグー・シャオガン監督が受賞!

映画の未来を託してゆきたいこれからの映像作家に贈られる映えある黒澤明賞を今年はグー・シャオガン監督がインドネシアの映画監督モーリー・スリヤ監督と共に受賞者の一人として選ばれた。

『春江水暖〜しゅんこうすいだん』を観て、心に染み入る感銘を受けたという本賞の選考委員である山田洋次監督からの未来の映画界を担う逸材としての願いを込めて今回、選ばれたようだ。


Awards:

  • 第36回東京国際映画祭:コンぺティション部門正式出品作

『西湖畔に生きる』(2023年・中国・1時間55分)
監督:
グー・シャオガン
出演:
ウー・レイ、ジャン・チンチン、チェン・ジェンビン 他
© Hangzhou Enlightenment Films Co., Ltd.


【西湖畔に生きる】|第36回東京国際映画祭(2023)

中国緑茶の産地として有名な西湖の沿岸に暮らす母親と息子の関係を軸に、経済環境の変化の中で揺れるひとつの家族の姿を美しい風景の中に描く。デビュー作『春江水暖〜しゅんこうすいだん』(19)で世界を感動させたグー・シャオガンの監督第2作。


Reels:

わたしの叔父さん(字幕版)

第32回東京国際映画祭グランプリ作品。北欧の新鋭フラレ・ピーダセンが描く、ささやかで、かぎりなく愛おしい人生の物語。のどかで美しいデンマークの農村。27歳のクリスは、叔父さんとともに伝統的なスタイルの酪農農家を営んでいる。朝早くに起きて、足の不自由な叔父さんの着替えを手伝い、朝ごはんを食べ、牛の世話をして、作物を刈り取る。晩ごはんの後はコーヒーを淹れてくつろぎ、週に一度スーパーマーケットに出…


アマンダと僕(字幕版)

便利屋業として働く青年ダヴィッドは、パリにやってきた美しい女性レナと出会い、恋に落ちる。穏やかで幸せな生活を送っていたが、突然の悲劇で大切な姉が亡くなり、ダヴィッドは悲しみに暮れる。そして彼は、身寄りがなくひとりぼっちになってしまった姪アマンダの世話を引き受けることになる…。まだ若いダヴィッドには荷が重く、戸惑いを隠せない。互いに不器用で、その姿は見ていてもどかしく、しかし愛おしい。悲し…


ニーゼと光のアトリエ(字幕版)

1940年代のブラジル。精神病院で働くことになった女性医師のニーゼは、患者に対するショック療法など、暴力的な治療が日常茶飯事になっている現実を目の当たりにし、衝撃を受ける。男性医師ばかりの病院で身の置き場も少ないニーゼだったが、患者を病院の支配から解放するため、患者たちに絵の具と筆を与え、心を自由に表現する場を与えようと試みる…。


もうひとりの息子(字幕版)

テルアビブに暮らすフランス系イスラエル人の家族。ある日、18歳になった息子が兵役検査を受ける。そして残酷にも、その結果が証明したのは、息子が実の子ではないという信じ難い事実。18年前、湾岸戦争の混乱の中、出生時の病院で別の赤ん坊と取り違えられていたのだ。


Reload:

招聘作品の力で変革を続ける東京国際映画祭のリノベとクラファンが奏功したフィルメックス – VOID

東京、同じ日比谷エリアで行われた2つの映画祭の変革の波は穏やかに進行中だ。23回目を迎えた今年の東京フィルメックスは、先行して始まった東京国際映画祭と会期が5日間重なる形で有楽町朝日ホールで開催された。助成金を50%カットされたことで資金難となってしまったが目標300万円のクラウド・ファウンディングを実施。開催直前に目標金額を達成し、無事フル日程での開催にこぎ着けた。育っていった映像作家や映…

『バルド、偽りの記録と一握りの真実』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が16年ぶりに来日し、黒澤明賞を受賞! – VOID

最新作『バルド、偽りの記録と一握りの真実』が公開間近のメキシコが誇る映画監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが16年ぶりに東京国際映画祭の会期中に来日。世界の映画界に貢献した故・黒澤明監督の偉大な業績を長く後世に伝え、新たな才能を世に送り出していくために、世界の映画界に貢献した映画人、そして映画界の未来を託していきたい映画人に贈られる賞である黒澤明賞が実に14年ぶりに復活し、イニャリト…

山間の閉鎖社会で巻き起こる壮絶な心理スリラー『ザ・ビースト』 – VOID

山間に移住して来たよそ者であるフランス人夫婦に対する村の人々の反発とその顛末をパワフルに描いた人間ドラマ。正義というものを多面的に描き第35回東京国際映画祭で大賞、他2賞に輝いた

14年ぶりに復活した栄誉ある黒澤明賞を受賞した深田晃司監督受賞スピーチ全文掲載 – VOID

最新作『LOVE LIFE』が現在公開中の深田晃司監督。海外での受賞歴と作品性から今後も海外での活躍が期待されることと、映画界のための精力的な活動も評価され、メキシコを代表する世界的な映画監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ氏と共に黒澤明賞を授与された


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