生きること、夢、記憶、人生というものはそもそも不完全なものなのか? 完璧な記憶をデジタル・アーカイヴすることを生業とする男の彷徨を描くカザフスタンの監督エミール・バイガジンの野心作
Story:
アーマン(イェルケブラン・タシノフ)は、クライアントから提供された映像の断片を編集し、感動的で美しい思い出をデジタル処理によってアーカイヴする業務で生計を立てていた。
だが、出産間近の妻との日常生活に不満を抱えているアーマンが、クライアントが望む完璧な記憶を作り出すことなどほど遠いことであった。
アーマンは、徹夜作業のハードディスク換装作業を失敗し、全映像データが復旧不可能となったことから、自分のデータも台無しにされた出資者の闇組織のボスに無理やりそのアーカイヴ事業の引き継ぎを命令される。
借金代わりにプールを作らなければ命はないと脅されたことから、彼の人生の彷徨いが始まる。
Awards:
- 東京国際映画祭2022:コンペティション部門正式出品作
『ライフ/Life(原題)』(2022年・カザフスタン・2時間55分)
監督:
エミール・バイガジン
出演:
イェルケブラン・タシノフ、イェルジャン・ブルクトバイ、カリナ・クラムシナ、タマラン・トゥルジェノフ、ブラート・サディコフ 他
© 2022 Emir Baigazin Production
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