『ラ・ラ・ランド』で名を馳せたデイミアン・チャゼル監督最新作！
サイレント映画が一世を風靡するハリウッド黄金時代を舞台に、ブラッド・ピットとマーゴット・ロビーを主演に迎え、トーキー映画の時代がやってくる激動の映画界を生きる男女の夢を描く！絢爛豪華な音楽エンターテインメント。
Story:
1920年代のハリウッドは、すべての夢が叶う場所。
サイレント映画の大スター、ジャック（ブラッド・ピット）は毎晩開かれる映画業界の豪華なパーティの主役だ。
会場では大スターを夢見る、新人女優ネリー（マーゴット・ロビー）と、映画製作を夢見る青年マニー（ディエゴ・カルバ）が、運命的な出会いを果たし、心を通わせる。
恐れ知らずで奔放なネリーは、特別な輝きで周囲を魅了し、スターへの道を駆け上がっていく。
マニーもまた、ジャックの助手として映画界での一歩を踏み出す。
しかし時は、サイレント映画からトーキーへと移り変わる激動の時代。
映画界の革命は大きな波となり、それぞれの運命を巻き込んでいく。果たして3人の夢が迎える結末は・・・？
Behind The Inside:
『バビロン』の映画化企画がなければ、名作『ラ・ラ・ランド』（2016年）は生まれなかった！
今から遡ること13年前の2009年にすでに監督のデイミアン・チャゼルは、本作『バビロン』の映画化を企画していた。
だが、まだインディーズの初監督作を発表したばかりの監督には、絢爛豪華なサイレント時代のハリウッドを再現するというのはかなりハードルが高い内容だった。
結果、もっと音楽に寄せてゆく作り、つまりミュージカルとして、書き直していった。
その流れの中で、『バビロン』が変化したのか？または副産物であったのかは定かではないが、2016年には音楽とダンスで綴られた愛と涙の傑作ミュージカル・エンターテインメント『ラ・ラ・ランド』が生まれた。
『ラ・ラ・ランド』でスターとなったエマ・ストーンが、あまりにもスキャンダラスな私生活から後にハリウッドを追われたクララ・ボウという実在の女優をこの『バビロン』で演じる予定だったが、スケジュールの都合で出演は実現しなかった。
代わりにマーゴット・ロビーが主役を張り、キャラクターも実際には存在しない架空の人物ネリーを演じた。
『バビロン』鑑賞後に『ラ・ラ・ランド』の感動世界にまた浸りたくなる、そんなエピソードである。
Must Point:
二枚看板のブラッドとマーゴットは共演3作目だが、実は顔を合わせるのは初！
現代を代表する二人のハリウッド・スター、マーゴット・ロビーとブラッド・ピットは、『バビロン』で1920年のサイレント映画からトーキーへと移行する激動の時代から『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でハリウッドの黄金時代の終焉の時期である1969年というハリウッド映画の歴史の節目の時期を演じることができ、感無量に違いない。
ブラッドとマーゴットは、過去に『マネー・ショート 華麗なる大逆転』（2015年）、そして『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』（2019年）で共演を果たしているが、同じシーンで演じ合うことは今までなかった。
本作『バビロン』での共演は本当の意味での初共演ということになる。
Awards：
- 第95回アカデミー賞・ノミネート：衣装デザイン賞・メアリー・ゾフレス、美術賞・フローレンシア・マーティン、アンソニー・キャリーノ、作曲賞・ジャスティン・ハーウィッツ
- クリティクス・チョイス賞：美術賞・フローレンシア・マーティン、アンソニー・キャリーノ
- ボストン・オンライン映画批評家協会：最優秀オリジナル楽曲賞・ジャスティン・ハーウィッツ
- カリフォルニア・オン・ロケーション賞：年間アシスタントロケーション・マネージャー賞（商業映画部門）・ジーニー・ファーナム、年間ロケーション・マネージャー賞（大手商業映画部門）・クリス・ボー
- シカゴ映画批評家協会賞：最優秀オリジナル楽曲賞・ジャスティン・ハーウィッツ
- ラスベガス映画批評家協会賞：最優秀アート・ディレクション賞・フローレンシア・マーティン、アンソニー・カリーノ
- フェニックス映画批評家協会賞：今年10本の映画、最優秀オリジナル楽曲賞・ジャスティン・ハーウィッツ、最優秀プロダクション・デザイン賞・フローレンシア・マーティン
『バビロン/Babylon』（2022年・アメリカ・3時間8分）
監督：
デイミアン・チャゼル
出演：
ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ、ジーン･スマート、オリヴィア・ワイルド、サマラ・ウィーヴィング、J・C・カレー、フリー、ジョヴァン・アデポ、リ・ジャン・リ、P・J・バーン、ブレッヒェ・ハイネン、カイア・ガーバー、トビー・マグワイア、エリック・ロバーツ 他
© 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
VOIDセレクト: デイミアン・チャゼル監督作おすすめ
More To Read:
【更新】2023年2月14日
